占術紹介:奇門遁甲(きもんとんこう)とは
中国の“卜(ぼく)”という占術には、占卜(せんぼく)・選吉(せんきち)・測局(そっきょく)の三種類あります。
日柄や方位をある時間内に選ぶことを“選吉“といい、”奇門遁甲”はそれに該当します。また、“相(そう)”の占術の家相でも“奇門遁甲”を使用します。各時間(年・月・日・時)単位で、十干(じゅっかん)・九星(きゅうせい)・八門(はちもん)・九宮(きゅうきゅう)・八神(はちじん)の組み合わせで吉凶を判別します。八門遁甲(はちもんとんこう)とも言います。
諸葛亮孔明が、六壬神課(りくじんじんげ)と共に行軍で使用した軍学と言われます。文化大革命の影響で、中国本土での文献は少なく、風水などと同様、台湾や香港で主に受け継がれています。
日本では方位学といえば、奇門遁甲の九宮のみを抜粋した九星気学が主流で、奇門遁甲はあまり考慮されていません。理由は、方位効果を出すための天地の配合が厳密であり、その他の条件の組み合わせも複雑であるためです。その代わり、その条件にあった方位移動に関しては、クリアな効果を発揮します。
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