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うさる
2024年1月20日 21:21
久しぶりにフォークナーの「八月の光」を読み返している。 光文社版を初めて読んだとき、一番初めに新潮社版を読んだ時よりずっと面白いと感じたが、今回読んだらさらに面白い。「こんなに面白い小説だったんだ」としみじみ感じ入っている(今さら)「八月の光」には、ブラウン(ルーカス・バーチ)という箸にも棒にも引っかからない小人物が出てくる。 主人公の一人であるリーナを妊娠させて逃亡し、逃げた先でもう