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#20 誰も言わなかった「1x.com」 その弐
「通らない」という感覚の誤解
SNS上の投稿で
「私は、これだけ撮れるのに、1xは通らない」
と、目にすることが少なくありません。
ちょっと厳しめなことを書きますが・・・
・その撮れるという自信は、何に裏打ちされたものですか?
・その写真を、どのように学んできたのでしょうか?
・お金を儲けられれば、撮れてると言えますか?
1x.comは、この「現実を鋭くエグってくる場所」なのです。
人の美観は、文化の違いこそあれ、人類の共通認識として持っているものです。三分割構図が安定して見えることや、黄金比が美しく見える理由は、簡単に説明できるものではありません。確かに「1x.comなりの価値」は存在しますし、ここについて、文句を言える場所でもないのです。
「コンテスト」は通すもの
ここで要求されているのは「いいね!」に代表される「共感」ではく、他の参加者を唸らせる写真の力。すなわち「通らない」のではなく、ここに掲載される写真を、作りあげる力なのです。
どんなコンテストでも、「テーマ」があり審査員がいます。テーマに合致した作品でなければ、応募にもかかりません。
つまり「海」がテーマのコンテストに、「山」の写真で応募してもだめですよね? コンテストは「決められたルールの中で良い結果を残す」というゲームなのです。1x.comは、このルールが極めて厳格なだけなのです。
通らなかったら写真を変える
ここでの「変える」の意味は
・別の写真にする。
・他の参加者の写真を見て、自分の写真の表現方法を変える。
私は、表現方法を変えることを選びました。別の写真に変えたところで、作風が変わっていなければ、同じ結果が続くだけだと判断したからです。
石田 拝
※ 友人のpics.bonesさんの1x.com挑戦記。とても勉強になりますよ。挑戦されてる方は、必読の記事です。