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#21 誰も言わなかった「1x.com」 (終)

「1x.com」の誤解

#20でさわりを書いていますが・・・。
「1x.com」は、単なる「写真系コンテストサイト」では無いのです。
一般のコンテストでは「テーマ」があり「審査員」がいて、それぞれの写真が評価されます。つまり「写真に結果が紐づいている」ってことです。

Awarded, Publishedの意味

石田が20年ぶりにもらった賞状w

これが、私のAwardedの「賞状」です。
そう、受賞した写真のタイトルが書かれていないのです。
そして、
 Granted the level of Awarded Photographer
ですよ、奥様!(どこの奥様だよ!

つまり、個々の写真ではなく、フォトグラファー本人に付与されたものです。これをヲタク風に言い換えれば

「スウェーデン王立写真協会  一級写真家」

って意味に近いですかね・・・。

そして、ここで彼らの審査基準が少しだけ見えます。

・彼ら基準に合致していれば、すぐに Awarded, Publishedは貰える。
・求められているのは、写真の仕上げ、企画、撮影、仕上げの全てのプロセスで「安定した成果を残せるフォトグラファー」
・通せない人は、どこかの実力が不足している。

ってことになります。

本当に写真が上手くなりたいなら「避れ!」

トンがった小見出しはウケがいいので書いてしまっていますが、もちろん、続けていくという判断も、間違いではありません。

1x.comで通りやすい写真を撮って「チャレンジを続ける」ことは、とても刺激があります。
でも、ここで大切なのは、参加することが自身の作風にどんな影響を与えるのかを「考える力」です。芸術の世界で踏み外してしまった道は、誰も指摘してくれませんし、自分で気づくことは、ほぼ不可能です。

ここを考えながら参加しないと「1x.com 特化型フォトグラファー」になり、せっかく個人が持っている大切なモノを失うことにもなりかねません。

今回、月謝が切れたタイミングで、私は一旦撤収していますが、迂闊で粗忽なので、また、どこかのタイミングで、ヘッポコ写真を叩き直してもらう必要がありそうです(笑)

石田 拝
1x.com Awarded Photographer
公益法人 日本写真協会 正会員

蛇足:彼らのビジネスに気づいた点もありますが、今日は書かないでおいてやる。これで勝ったと思うなよ(=゚ω゚)ノww

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