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【RIZIN復帰戦】浜崎朱加は2年間、何をやっていたのか?

11月のRIZIN名古屋で2年ぶりに復帰する浜崎朱加インタビューです!(聞き手/松下ミワ)

――浜崎選手、今日はよろしくお願いします!

浜崎 よろしくおね……あっ! それ『極悪女王』のTシャツじゃないですか?(立ち会ったジャン斉藤の着ていたTシャツを指して)。

斉藤 ああ、そうなんですよ。これは、唐田エリカさん演じる長与千種バージョンのTシャツですね。

https://www.junonline.jp/netflix/product/tops/tshirt-cutsew/NEM84040

浜崎 おお~。あれ、めっちゃ面白かったですよね。

斉藤 作品を見る前にゆりやん(レトリィバァ)のダンプ松本Tシャツだけ購入したんですが、見終わったら唐田さんの長与千種が最高だったので即購入しました!

浜崎 私、普段はぜんぜんプロレス観ないし接点もないんですけど、『極悪女王』ってSNSなんかでめっちゃ宣伝してたじゃないですか。それがきっかけで観出したら止まらなくて。

――……あれ? 浜崎選手ってプロレスとの接点はまったくないんですっけ? フジメグ(藤井恵)さんとかはプロレスにも参戦されてましたけど。

浜崎 それがないんですよ、私は。

――誰かのセコンドとかも?

浜崎 ないです。というか、プロレスのセコンドついてみたい(笑)。

――MMAの女子選手って接点がある方も少なくないイメージですけどね。

浜崎 ウソでしょ? プロレスと?

斉藤 時代的に浜崎選手の場合はちょうど境目なのかもしれないですね。昔は、あんまりMMAの試合が組まれないから、女子選手は「プロレスの試合でもいいや」みたいな感じで参戦していてた人もけっこういたんですよ。

浜崎 たしかに、藤井さんのプロレスの試合はYouTubeかなんかで観たことありますし、プロレスわかんないですけど、なんか凄かったです。

斉藤 アルシオンでやった吉田万里子戦ですね。いまから21年前の2003年の試合ですけど、超名勝負です。

――もし浜崎選手が「プロレスやりたい」とか言ったら絶対にオファーきますよ!

浜崎 ホントですか? でも私、なんか大きい声とか出せないんですよ。

――「このやろう~!」とか?(笑)。

浜崎 大きい声出さなくていいなら、ちょっと私の中でハードルが下がりますけど。

斉藤 いまって本当にグラップリングができる女子レスラーがそんなにいないから隙間だと思います。あとGLEATという団体がMMAやグラップリングの試合を普通に組んでいるからすぐにオファー来ますよ。こないだ宇野薫さんも出てました。

浜崎 宇野さんってちょっと会話したときに一番テンション上がってたのがプロレスの話をしてたときでしたからね。「は? 知らないんですか!?」みたいな感じで急に声が大きくなったりするから「宇野さんってこんなテンションになるんだ……」と思った記憶があります(笑)。そのぐらいプロレスって面白いんだなって。

――たしかに、宇野選手の興奮している姿ってレアです(笑)。さて、そんな浜崎選手は、11月のRIZIN LANDMARKはなんと2年ぶりの試合ということで。

浜崎 自分でも「2年も空いてたっけ?」という感じで、せいぜい1年ぐらいだろうという感覚だったんですけどね。これは歳を取ったから2年が早く感じたのかなあ。でもまあ、このあいだに2回骨折してますから。

――ずっとケガだとは聞いてましたが、どっちのケガも骨折だったんですね。ちなみに、最初の骨折はパク・シウ戦ですよね?

浜崎 あの試合で左腕の骨が折れました。これまで鼻は折ったことあるんですけど、こういう骨折はしたことがなくて。鼻はほっときゃ治ったんで、なんかナメてたというか。

――「すぐに治るだろう」と。

浜崎 なんとなく「骨折、余裕だろう」と思ってたら、けっこう時間かかりました。しかも、パク・シウ戦は我慢してそのまま試合したから粉砕骨折してしまってて。やっぱり手術しなきゃいけなくなっちゃって、それで時間かかりましたね。手術後もプレートを入れたままだったから、ずっと痛くて。

――え、プレートって外したりしないもんなんですか?

浜崎 そうなんですよ。抜いたら抜いたでネジが入ったところが空洞になるから「また折れやすくなるから、入れっぱなしのほうがいい」と言われて。それでも取る人もいるみたいなんですけど「これでまた折れたらイヤだな」と思って付けっぱなしにしてましたね。そのまま、だいぶよくなったからRIZINでも試合を組んでもらったんですけど、また折れちゃったという。

――今年2月のRIZIN佐賀大会ではクレア・ロペス戦が発表されてましたが、これがケガで欠場になってしまった。

浜崎 練習でちょっとミドルをもらったときに、今度は逆にプレートがあったせいで折れたんですよ。

――えー! となると、同じところ折ったんですか?

浜崎 まあ、厳密には同じ部分じゃないんですけど、プレートで止めてたところのキワが折れて。なんか、普通はある程度は撓る(しなる)らしいんですけど、もらったときにプレートがあるせいで逆に撓らずに、逃げ場がなくて折れたみたいです。

――うわ~……。

浜崎 でも、こっちは1回折れてるから、ミドルをもらったときに「あ、折れましたー(棒読み)」みたいな。

――めちゃくちゃ冷静ですね(笑)。

浜崎 阿部(裕幸・AACC主宰)さんに「すみません、ケガしたんで、とりあえず今日は帰ります」と言ったら、「もう試合も決まってるんだからちょっと冷やしとけよ」と言われたんですけど、「いや、たぶん折れてます(棒読み)」って感じで(笑)。

――そうなると、はたしてプレートは入れてたほうがよかったのか、どうなのか……。

浜崎 まあ、どっちにしろ試合でケガするよりマシだったんで、試合前でよかったなとは思ってます。

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