メルカリの闇

フリマアプリのメルカリのせいで、欲しいものが買えない。

私自信も今や時価総額1兆円超の株式会社メルカリの超単発のビジネスパートナーだ。そのビジネスとは、私の不要になった物を必要な人に販売するというものだ。メルカリ様が売買システムの運営、そして私が商品の物撮りから、商品情報ページの入力、購入者対応、梱包、発送、アフターケアまでを行うという関係だ。そしてメルカリ様のマージンは販売価格の10%、私は90%から梱包費、送料を差し引いた金額が報酬となる。不用品が処分できて、人の役に立ち、お金に変わるのだから素晴らしい仕事である。SDGsだ。

冒頭に書いた事を説明しよう。

どうやら、メルカリ様は私のそれとは違うビジネスモデルも展開しているのだ。それは、販売者が人の欲しいものを敢えて購入し、それを欲しい人に売るというものだ。所謂「転売」だ。これはメルカリ様にとってはドル箱のような仕組みだが、出品者の負担は大きい。先ほど書いた私のビジネス業務に「市場調査」「仕入れ」「定価で買えなかった人の呪い受領」が加わる事になるのだ。そして、最終的な売値からメルカリ様手数料と梱包費と送料を差し引いた金額が仕入れ値以下なら大損だ。

一方で、本当に迷惑を被ってるのは、そんな自称総合商社aka転売ヤーに目をつけられた商品を必要としてる人だ。

私もそんな一人だ。コストコで買った賞味期限内に消費しきれないメープルシロップを小分けで冷凍保存するのに打ってつけなビニールバッグが、100円ショップにあるというので、何店舗か回ったのだが発見できず、販売元サイトでは売り切れ状態となっていたのだが、なんとメルカリ様で300円ほどの利益が出るような価格で販売されていたのだ。

しかし、私にそんな便利な商品があると教えてくれた、あの情報サイトが、その情報代を回収しにきているのかもしれないとも考えられる。そして、そんなマッチポンプが、そもそもメルカリ様の仕組んだ事だとしたらフリーメイソンもびっくりだ。

とにかく、良い買い物をするには、転売ヤーより先にそれに気が付かなければならない。「話題の商品、売り切れ続々」などという文句を目にした時にはもう遅いのだ。

ちなみに私が最近見た、非人道的なメルカリ出品物は、「かっぱ寿司の詫び半額クーポン」だ。何がすごいって、この販売価格の10%(かっぱ寿司の採算度外視キャンペーン費用)がメルカリ様の売り上げになっているという事だ。

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