2018年のJ1各チームを振り返る Part1
明治安田生命JリーグDivision1の2018年シーズンも先週終了。
(まだ天皇杯決勝とクラブW杯は残っているが)
我らがフロンターレは見事2連覇を達成!ということで
リーグ戦に関しては充実した1年を遅れたのではないか。
来季はぜひカップ戦でも同じ喜びを味わいたい。
さて、今年のJリーグも1年かけて見てきたので
他のチームを見ていて思ったことなどもメモ的に残しておこうかなと。
全試合をしっかり追いかけるほどではないので
ハイライト+実際に対戦した時の印象ベースにはなってしまうものの
また来年とかに見た時に思い返すきっかけになればな、と。
順位ごとに所感と川崎との対戦成績を。
あくまで個人的な所感なのでご容赦を。
18位:Vファーレン長崎
J1初参戦の長崎。前半戦はしっかり残留圏内をキープしており
このままいけば…という雰囲気もかなりありはしたが
やはり1年間のリーグ戦となると保たなかったのかな、という印象。
とはいえ持てる戦力を十分に駆使してやれることは全部やった感はあり、
この経験を糧に次にJ1に戻ってきたときはもっとやれるのではと。
最終戦、3-2で勝ち越したときに監督と一緒に喜ぶ姿はちょっとウルっときたが
できればそのまま勝たせてあげたかった気持ち。
高木監督でリベンジして欲しかったところではあるが
退任と手倉森監督の就任がすでに発表されている。
どこまで戦力を維持できるか次第ではあるが、
J2では普通に上位争いするレベルだろうとは思う。
川崎との対戦成績
J1 第17節 1-0
得点者
小林悠(後半22分)
J1 第28節 2-1
得点者
知念慶(前半35分)
小林悠(前半41分)
ファンマ(後半48分)
どちらもしっかり守られてカウンターを狙われて、という試合だった。
特に17節の方は、ボールは持てるが決定機は少なく、
逆にカウンターでやられるのではないか、という気さえしていた。
そんな展開で逆にこちらがカウンターで決めることになるのだから
サッカーとは何が起こるかわからないものだな、と改めて思う。
17位:柏レイソル
なぜこの順位?というのが本当に正直な気持ち。
そんなメンバーじゃなかっただろうに…と。
前半戦は確かにあまり調子が上がらなかったかもしれないが
ACL出場チームはだいたい前半戦は低調になりがちな傾向にあるので
焦って監督解任まで行かなくても良かったのでは…と思う。
1度目の解任は奇しくも川崎との試合の後。
こちらからしても14節の柏戦は前半戦のターニングポイントだったが
柏にとってもこの試合が命運を分けるポイントだったということか。
1度目の解任は早すぎて、2度目の解任は遅すぎたように感じるが
外野から見た姿でしかないので、実際のところはわからない。
戦力残せれば1年でJ1戻ってくるだろうが、海外に狙われそうな有望な選手も多く
どこまで流出を防げるかがポイントになりそう。
川崎との対戦成績
J1 第14節 2-1
得点者
伊東純也(前半32分)
小林悠(後半13分)
鈴木雄斗(後半47分)
J1 第31節 3-0
得点者
家長昭博(前半21分)
谷口彰悟(前半33分)
阿部浩之(後半44分)
14節は先ほど書いた通り、両チームにとってターニングポイントになった試合。
なかなか攻め切れない中、小池のパスも伊東のシュートは見事だった。
(二人ともフロンターレで3連覇を目指さないか)
正直このゲームに勝てていなかったら優勝はなかっただろうと思う。
それくらい重みのある試合だった。
16位:ジュビロ磐田
最終節はすまんかった…という気持ちもなくはないが
勝負の世界だし34試合の積み上げでもあるので
変に責任を感じるのは逆に失礼かもしれない、と思っている。
結局は選手の怪我に泣かされた1年だったようにも見えるが
最終節を見た限りでは、もう少し強気な采配でもいいのではと感じた。
ボール保持や前線からのプレスを早々に放棄したために
川崎としてはカウンターも気にせず攻め倒すことができてしまった。
嘉人1人前線に残して時間稼ぎされたら厄介だったろうな、と思う。
何はともあれまだプレーオフがあり、シーズンは終わっていない。
来年もJ1でまた戦えることを願っている。
川崎との対戦成績
J1 第1節 3-0
得点者
中村憲剛(前半24分)
谷口彰悟(前半43分)
エドゥアルド(前半45分)
J1 第34節 2-1
得点者
大久保嘉人(後半33分)
奈良竜樹(後半38分)
オウンゴール(後半49分)
開幕戦、そして最終戦の相手だったジュビロ。
ゼロックス・ACLで3連敗して流れに乗れていない中での開幕戦だったので
ここで勝てたことは実はかなり大きかった。
実際前半で3点取れたからよかったものの、後半はかなり押され気味で
チームの状態は決して良くなかったような記憶がかすかにある。
そういう意味では早い段階で見事にゴールを決めてくれる
バンディエラの存在が大きかったと言えるのかもしれない。
15位:名古屋グランパス
風間八宏理論をベースとしたチーム同士ということで
対戦時はかなり注目度が高かったように思うが
さすがに成熟度においてはまだウチに分があるかな、という印象。
ネットをひたすら押さえ込んだ憲剛は見事だった。
ベストメンバーが揃えば破壊力はあると思うので
来シーズンはベンチメンバーをどこまで充実させられるか。
川崎時代もそうだったけど、フィットしない選手は本当にフィットしないから
結構戦力揃えるのには時間がかかってしまうのがネック。
さすがに今シーズン前半のような完全機能停止状態には来季はならないと思うので
もう少し安定したシーズンが送れるのではないか。
川崎との対戦成績
J1 第4節 1-0
得点者
大久保嘉人
J1 第27節 3-1
得点者
オウンゴール(前半20分)
阿部浩之(前半34分)
前田直輝(後半14分)
小林悠(後半18分)
4節の時はやはりチームの調子が上がっておらず
辛くも勝ちを拾った印象が強い試合だった。
そしてこの時は名古屋ホームだったからか、
そこまで新旧革命サッカー対決みたいな取り上げられ方はしてなかった気がする。
一方の27節、風間監督の等々力凱旋ということもあって
かなりこちらは注目されていた試合だったのではないか。
勝負を決めたのは2点目、阿部ちゃんのミドルだったと思う。
オウンゴールは正直ラッキー程度のものだったが
あのミドルはかなり重たくゴールに刺さったシュートだった。
14位:サガン鳥栖
フェルナンドトーレス移籍で夏場の最注目クラブになるかと思いきや
イニエスタの登場により思ってたより小さめな盛り上がりになったが
世界的スター選手であることは間違い無く、
対戦相手のDFが揃ってモチベーションあげた感はある。
そういう意味でも効果的だったのかどうか非常に悩ましく
金崎とのツートップはあいしょうてきにどうなんだとか
そもそもFW揃えたらOKという話でもないよね、というところだとか
改善の余地はまだまだあったのではないかな、という印象。
権田の活躍もあり、とにかくロースコアに持ち込んで粘り倒す、
というわかりやすい戦いに振り切ったのが功を奏して無事残留。
トーレスは来年も鳥栖に残るとのことで、
あとはCygamesがスポンサー降板するかどうかが悩みのタネか。
小野とか原川とか、いい選手いると思うんだけど
何が足りていないのか…
トーレスと豊田並べてクロス爆撃とかじゃハマらないのだろうか。
川崎との対戦成績
J1 第10節 2-0
得点者
阿部浩之(後半11分)
小林悠(後半22分)
J1 第22節 0-0
得点者
なし
22節の方はひたすら権田に止められた試合だった。
あれだけ止められてしまっては勝てない…改めていいGKだと思う。
10節の方は阿部ちゃんが大活躍。1ゴール1アシスト。
特にゴールの方は、いつもの隅を狙ったスマートなシュートとは異なり、
相手DFとのポジション取りに勝って浮き玉をモノにしたループシュートだった。
ここぞというところで活躍してくれるにはいつも阿部ちゃんだった。
13位:湘南ベルマーレ
リーグ戦は最終節でなんとか残留を決める形になったが
今シーズンのハイライトは間違いなくルヴァン決勝。
梅崎が主役的な扱いをされることが多かったが
湘南スタイルは今年も健在で全員とにかく走り倒す姿勢は
川崎としてはなかなか苦手にしがちな相手でとても厄介だった。
コンディションにも左右されやすいため
34試合の積み重ねの勝負になると苦しい場面も出てくるだろうが
カップ戦ではまた上位進出を狙えるのではないか、と思っている。
川崎との対戦成績
J1 第2節 1-1
得点者
小林悠(後半11分)
松田天馬(後半21分)
天皇杯4回戦 3-1
得点者
小川慶治朗(前半15分)
オウンゴール(後半2分)
齋藤学(後半9分)
知念慶(後半42分)
J1 第18節 0-0
得点者
なし
やはり湘南は苦手…といえるような結果。
ただ意外と天皇杯では勝っているので、
リーグ戦でスタメンを張っている選手たちとの相性がよくない、
ということなのかもしれない。
湘南側も選手入れ替えていたのでなんとも言えないし、
実際前半はかなり押されていて、
後半頭から入った守田の存在感を強く感じた試合でもあったが。
18節は台風影響で延期したら、延期した日でも嵐がくるという
なかなかの曰く付きの試合だった。
嵐でもピッチは全然ぬかるんだりしない、という
スタジアムの質の高さを感じた試合でもあった。
Part1はここまで!
Part3まで頑張って書きます。
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