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「デザイン」の定義は、お腹いっぱい

先日「デザイン科学」という話を聞きました。自分なりに調べたらデザイン科学という以前にデザインの考え方が多過ぎて、お腹いっぱいになりました。
今回は、そんなお話しです。


着いて行くのが大変

「デザイン科学」という言葉に興味を持ったのは、つい先日です。とある会話で出てきたのでネットで調べて考えた結果、ざっくりとした私なりの解釈は「デザインをPDCAで回す」でした。
念の為と思いデザインの専門家にメールで確認したところ「人により定義、捉え方が違う」という返信が来ました。

確かに「そりゃそうだ」です。置かれている立場や環境、専門分野などで、考え方が違うのは当然ですが、デザインに関しては、あまりにも捉え方が多過ぎるような気がしてなりません。
さらに「〇〇デザイン」や「デザイン〇〇」といった言葉も次々に生み出されているので、もうおじさん(私)は着いて行くのが大変です。

多様化するのは、2つの側面を持つから?

デザインという言葉には「計画」と「図案」という2つの側面があります。
当然、どちらか一方だけで語るというわけではなく、両側面が相互に関連して語られているとは思いますいが、ここが落とし穴なのかもしれません。デザインを語る場合、その立ち位置によって意味合いが変わってしまいますし、意味合いが曖昧なままでもなんとなくニュアンスが伝わってしまいます。
確かに、以前に関わっていたシステム開発プロジェクトで、開発担当者は「計画」として捉えていて、私は「図案(インターフェース)」と捉えていましたが、プロジェクトを進める中では、特に問題は起きませんでした。

そもそも言葉の意味合いは時代とともに変化しています。「役不足」「情けは人のためならず」は良い例でしょう。
「モノからコトへ」と言われて久しいですが、「モノのデザイン」から「コトのデザイン」へと移り変わる中で、デザインの意味合いも変わっています。
「問題解決=デザイン」という捉え方もあります。

定義はお腹いっぱい

これを書いて思い出したのが、学生の頃に授業で「世の中の全ての行為・事象はデザインである」という教授の言葉です。その時は「もうなんでもありだな」という感想でしたが、現在のデザインという言葉の捉え方や意味合いを考えると「確かに」と思えます。

今回「デザイン科学」をきっかけに、改めて「デザイン」を考えてみましたが、様々な定義があり過ぎて、もうお腹いっぱいです(笑)

デザインに関する定義は専門家にお任せして、やはり私は実務を粛々と行ないたいと思いました。

結局、デザイン科学のざっくりとした解釈は「デザインをPDCAで回す」で良いのでしょうか?

私の疑問


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