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海外で出始めたThunderbolt5ドッキングステーション
昨年、2.5GbEドッキングステーション3機種の比較を行い、ドッキングステーション界のダークホースとしてSonnet Technologies社の「Echo 20 Thunderbolt 4 SuperDock」の記事を投稿しました。そのSonnet Technologies社からThunderbolt5ドッキングステーションのプレスリリースが届いたので、気になって他にもあるのか調べてみました。
今回は、そんな内容です。(画像:インテル公式サイトより引用)
既に海外で発売されていた4製品
Thunderbolt5ドッキングステーション(以下TB5ドック)は、国内ではまだ発売されていないようですが、海外では出始めていました。今回調べた中では、発売済みが4製品ありました。
共通しているのは、Thunderbolt5の規格であるデータ最大80Gbps・映像最大120Gbpsで、最大8Kモニターをサポート、最大140Wの電力供給が可能になっている点です。
相違点は、対応規格の種類と数(USB規格等)、カードリーダーやオーディオジャック、イーサーネットの有無などです。
(1)SD5000T5 EQ Thunderbolt 5 Triple 4K Docking Station
Kensington社のTB5ドックで、2024年9月に$399.99で発売されています。
最大トリプル4K(144Hz)モニターまたは最大デュアル8K(60Hz)モニターをサポート。 TB5は4ポート(ダウンストリーム×3、ホスト1×)、USB-A 3.2 Gen2(10Gbps)は3ポートあります。
この他に、UHS-II SD/Micro SD内蔵カードリーダーと2.5Gbpsイーサネット、3.5mmオーディオジャックを搭載しています。
(2)11-in-1 Thunderbolt 5 Dock with Thunderbolt Share
Cable Matters社のTB5ドックで、2024年12月に$349.99で発売されています。
最大トリプル4K(144Hz)/8K(60Hz)モニター、デュアル8K(120Hz)モニター、シングル8K(144Hz)モニターをサポート。 TB5は4ポート(ダウンストリーム×3、ホスト×1)、USB-A 3.2 Gen2は3ポート(10Gbps×2、5Gbps×1)あります。
この他に、UHS-II SD/Micro SD内蔵カードリーダーと2.5Gbpsイーサネット、3.5mmオーディオジャックを搭載しています。
モニターの表示以外は、Kensington社とほぼ同じです。
(3)Echo 13 Thunderbolt 5 SSD Dock(4TB)
Sonnet Technologies社のTB5ドック(4TBモデル)で、2025年1月に$669.99で発売されています。
最大トリプル4Kモニター、デュアル8Kモニターをサポート。 TB5は5ポート(ダウンストリーム×4、ホスト×1)、USB-A 3.2 Gen2(10Gbps)は3ポート、USB-A 3.2 Gen21(5Gbps)は1ポートあります。
この他に、UHS-II SD/Micro SD内蔵カードリーダーと2.5Gbpsイーサネット、3.5mmオーディオジャックを搭載しています。
他社製品と大きく違うのは、M.2 NVMe SSDストレージを内蔵している点です。これによりThunderbolt5では読み込み6100 MB/秒・書き込み4000 MB/秒、Thunderbolt4では読み込み3400 MB/秒・書き込み2160 MB/秒でデータを転送します。早くて便利そうですが、その分、他社製品よりも高くなっています。
また、2025年3月に1TBが$399.99、2TBが$499.99で発売される予定です。
(4)OWC Thunderbolt 5 Hub
OWC社のTB5ドックで、2025年1月に$189.99で発売されています。名称にHubとありますが、TB5ドックがまだ少ないのでここでは取り上げておきます。
最大トリプル8K(60Hz)モニター、デュアル8K(120Hz)モニターをサポート。 TB5は4ポート(ダウンストリーム×3、ホスト×1)、USB-A 3.2 Gen2(10Gbps)は1ポートあります。
この他のポートは搭載されていないので、コンパクトな製品です。
海外で発売済みの製品を比較してみた
文章では分かりにくいので、一覧表にしてみました。
OWCは、Hubというだけあって他の3製品よりもポート(機能)が少ないため、$189.99と一番安いのですが、私のデスク環境では2.5Gbpsイーサーネットは欲しいところです。
SONNETTECHは、ポート数も多く、4TBのSSDが内蔵されているため、価格も$669.99と一番高いです。内蔵SSDの速さが読み込み6100MB/sは魅力的です。潤沢な予算があれば、1TBモデルでも良いので欲しいです。
KensingtonとCable Mattersは、性能も価格も他の2製品と比べて大きな違いはありません。ただ、ダウンストリームのPDは、Kensingtonの方が若干性能が良いため、$50の差が出ているのかもしれません。もしかしたらブランド力の差もあるのでしょうか?
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Thunderbolt5は4と比べるとデータ転送速度が2倍の80Gbpsです。残念ながら、私はThunderbolt5に対応したガジェットを持っていないので、このスピードを体感できませんが、より新しいスペックは見ているだけでもワクワクします。
今後が楽しみですね。
ちなみに、ロゴが一番目立たないデザインのKensingtonが好みです(笑)
この他にも発表されていたTB5ドック
前述の他にも展示会で発表されていたTB5ドックを2つ見つけました。
CES 2024(2024年1月)にはHYPER社の製品が、CES 2025(2025年1月)にはj5create社の製品が、出品・発表されていたようです。
参考までに、外部サイトの記事をリンクしておきます。
「展示会」には、あなたの会社の商品が欲しい人が全国からやってくる