のび太「イキ告?」
スネ夫「で今おフランスで最も流行ってるのが急な告白ってことなんだ」
ジャイアン「ほー」
のび太「それっ、それって成功したらどうなるの!?」
スネ夫「当然、今よりも仲良くなれる。しかもチューなんかもできちゃったりして…!」
のび太「アハアハアハ」
しずか「でも変よね、急に告白してもいいことなんかないもの」
スネ夫「しずかちゃんそれは勘違いだよ。急な告白はね、吊り橋効果と言ってドキドキさせる心理的効果があるんだ。ま、のび太には分からないか」
ジャイアン「フン、違いねえ」
のび太「なにをー!」
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のび太「ドラえも〜〜〜〜〜〜ん泣」
ドラえもん「なんだいのび太くん、とうとう学校をクビにでもなったのかい」
のび太「ドラえもん、ボクは覚悟を決めたよ」
ドラえもん「そりゃあいい、あの机の上の溜まりに溜まった宿題。あれを先生に打ち明ける時が来たか」
のび太「違うよお!ドラえもんボクはね、
しずかちゃんに告白する!!!!」
ドラえもん「そらまた急だね。ま、いいんでない」
のび太「ドラえもんボクが1人で告白できると思う!?なんか勇気の出る道具を貸しておくれよお」
ドラえもん「そういうのも自分でやるのが告白なんだけどねえ、まあ仕方ないか、はい
イキコーク!!!!!!」
のび太「イキコーク?ただのコーラじゃなくて?」
ドラえもん「そうイキコーク、これは人に告白、カミングアウトしたいときに使うコーラなんだ。謝りたいけど素直になれない時とかにね。飲んでから効果は10分、10分間は心で考えたことを喋っちゃうから気をつけてね。」
のび太「じゃあドラえもん貸してー!」
ドラえもん「ちょっと待って!これは使い方が難しいんだ。コーラだから振ると炭酸が強くなる。このイキコークはゲップと一緒に告白するんだ。だから無闇に振ると言わなくていい事まで喋っちゃうんだ!恐ろしい道具なんだぞ!」
のび太「わかったよう、はやく貸して!」
ドラえもん「しかたないなあ、落とさないようにくれぐれも走らないように気をつけるんだよー!」
のび太「はーーーい!」
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のび太「しずかちゃんに告白♪しずかちゃんに告白♪」
タッタッタッタッ
のび太「あっ、しずかちゃん!」
しずか「どうしたののび太さんそんなに走って」
のび太「運動だよ、運動。アハアハ」
しずか「そうなの、アタシ用事があるからそれじゃ」
のび太「ちょっと待って!カシュ、ゴクゴクゴク」
しずか「のび太さん…?」
のび太「(ウッ、走ったから炭酸が強いなあ…まあいいか)えーと、あの」
先生「野比ィ、ここで何をやっとるかあ」
のび太「(先生!?まずい、ゲップが…)」
しずか「じゃあアタシ行くわね」
のび太「ちょっと待っ、ゲーーーーー
先生ボクは明日までの宿題を一つもやってません、花壇の花を枯らしたのもボクです。こないだは全部食べてないのにプリンのジャンケンに参加しました。0点なんて先生はなんてケチなんだと言いました!それからそれから
先生「な、なんだとーーーーーーー!!!!!!!!!!!💢💢💢
野比ィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドラえもん「ほうら言わんこっちゃない」
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