Step5&Step6 胚移植 妊娠判定
Step5 胚移植
受精後、卵割が順調にすすみ良好胚ができれば胚移植を行います。
胚移植には原則5日目の胚盤胞を移植します。
胚移植の手順
①指定された時刻に来院して下さい。
②病衣に着替えた後、採卵室にて子宮内に胚移植を行います。
処置台で30分。ベッド上で30分安静にします。
※胚移植時には麻酔は行いません
(人工授精と同様で、強い痛みはありません)
胚移植の実際
胚移植には様々な方法がありますが、受精卵の数やグレード年齢などにより個々に検討されます。
Step6 妊娠判定
妊娠週数は、便宜上、採卵日を「妊娠2週0日」として数えます。
妊娠4週に入った時点で、精密尿検査で妊娠判定を行います。
受精卵が順調に着床していれば、この時点で妊娠反応が陽性となりますが、陰性の場合は残念ながら不成功です。
判定前から月経様の出血や腹痛があっても正常に妊娠していることも多いので、自己判断せずに判定日には必ず受診して下さい。
妊娠週数と胎児像
妊娠4週目:妊娠反応が「陽性」となります。
妊娠5週目:赤ちゃんの部屋(胎嚢)が子宮内に見られます。
妊娠6週目:赤ちゃんの付属物(卵黄嚢)が見らます。
妊娠7週目:赤ちゃんの心拍が胎嚢内に見られます。
(注意)
・生殖補助医療による妊娠では、およそ20〜30%が流産します。
・妊娠反応が陽性となっても胎嚢が見えてこない場合があり、
これを「化学的妊娠(化学的流産)」と言います。
一般に胎児心拍が確認されればそれ以降の流産の確率は、
5〜10%に下がります。
・不成功に終わり、続けての採卵を希望される場合、卵巣の状態によっては、1ヵ月間の休憩が必要となります。
・妊娠していない場合でも黄体ホルモン剤の作用により高い体温が続いたm り、月経が遅れたりすることがあります。
・妊娠反応が陽性となった後も、妊娠8〜10週頃までは黄体ホルモンの服用を続けます。
とりわけホルモン補充周期で融解胚移植を行う場合には、服用を続けないと、流産しますのでご注意下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?