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東京で台湾の葱油餅(ネギパイ)を食べた話
こんにちは。さいとうです。
ご無沙汰しておりますが、みなさんお元気ですか。
さいとうと、葱油餅。
忘れられない食べ物
みなさんには「忘れられない食べ物」はあるでしょうか。きっと人それぞれでしょうが、筆者さいとうの場合は「葱油餅(蔥油餅,cōngyóubǐng)」という食べ物です。日本ではネギパイとも呼ばれるそう。
葱油餅を初めて食べたのは、今年の1月。台湾の南にある高雄(Gāoxióng)という街でした。年末年始の台湾旅行であれこれ食べ歩きましたが、その中でもとりわけ美味かったのがこの葱油餅。
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外はパリパリ中はもちもち、胡椒のお味と程よい油。
「なんだこの美味い食べ物は!」
爾来、葱油餅という食べ物は脳内で特別な位置を占めるようになりました。葱油餅大好き。日本に帰ってきてからも、その味がどうしても忘れられませんでした。
(また日本でも食べてみたい)——そのように思うのは自然な運びでした。
葱油餅が見つからない
ただ、残念なことに、札幌で葱油餅を提供している場所が見つからない。台湾料理を出しているお店をいくつか訪ねてみたり、「業務スーパーに売っているらしいよ」と耳にしては業スーに足を運んでみたりしたが、全て徒労に終わりました。
いやいや、必要は発明の母——一度は自分で作ってみようかとも思ったが、自分の拙い調理技術では、あの心躍る「サクフワ感」を出せるとは到底考えられないし、だいいち面倒くさい。
そういうわけで、訪台以後、一度も葱油餅を口にすることが叶わなかった。台湾熱醒めやらぬまま、台湾特集を組んでいる雑誌を買ってきては、葱油餅を売っている店が大阪にあることを知り(大阪に住んでいれば……)などと考えたものでした。
東京なら見つけられるはず
ところが、先日たまたま東京に行く機会を得ました。日本の首都・Tokyo。世界の物流の一大拠点です。台湾料理の一つや二つ、なんてことなく食べられるはず。絶対に葱油餅を食ってやる。
以下は、記事タイトルどおり「東京で葱油餅を食べた話」。
三商巧福 赤坂店
こちらは東京・赤坂にある台湾料理のお店。もともと台湾の飲食チェーンのようですが、2014年11月に日本1号店が開店したそうな(公式ホームページより)。
友人と、友人のお連れ合いと赤坂駅で待ち合わせ。
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赤坂駅2番出口を出て右側に歩くとオレンジ色の看板があります。近くに吉野家もありますが、オレンジ色の看板といってもそっちじゃないので要注意。
念願の葱油餅や、雞排を注文。葱油餅はたまご入り。美味しい!
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ただ、屋台で食べた葱油餅とちょっと違う気がする……? なんだかあっさりしすぎているような……。
台湾で食べた葱油餅が胡椒味であったことを思い出し、テーブル備え付けの胡椒をかけてみる。
これだ! 間違いない。
屋台料理のジャンキーな味が出てきた。
余談ですが、人と初めて会うときって緊張しませんか? 自分は緊張しいなので、今回もしっかり緊張しておりました。
ただ、お連れ合いの方がとても穏和な方で楽しくお喋りできたことに加え、3人で話をしているうち、さいとうにまつわる下品な話なども友人づてに漏れ聞こえていたことが判明し(あっ、取り繕っても無駄だ〜)と感じて自然体の自分を晒け出すことができました。噂って怖いですね〜。
昼からハイボールを飲み、お目当ての葱油餅も食べ、大満足で店を後にしました。
屋台湾フェス2024
夜は屋台湾フェス2024に行ってきました。芝公園でたまたまやっているようだったので、事前に予約をして行ってきました。
赤いランタンの合間から、ライトアップされた東京タワーが見える。
友人とは「色が青いと札幌のテレビ塔みたいだね」などと喋っていました。
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メニューにあったのは蔥抓餅(cōngzhuābǐng)。蔥油餅とは別物らしいが、細かいことはいい。食べてみましょう!
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美味い! こっちはパリパリ感よりモチモチ感が強いかな。
また台湾に行きたい
高雄の葱油餅屋さんを再発見!
この記事を書いている途中で(そういえば1月に葱油餅を食べたあの台湾・高雄のお店はどこだったんだろう?)と気になって調べてみたら、なんと見つけることができました。
瑞豊夜市の「何佳佳 (Héjiājiā) 葱油餅」というお店だったようです。クチコミを見ても高評価(「店長がイケメンなので星5」なんてクチコミもある)。また行きたい。要去高雄って感じ。その頃には、ちょっとは中国語を話せるようになっていたいなあ。
要去高雄 溫度很高太陽很兇
要去高雄 短髮短褲短裙短袖
要去高雄 一手啤酒六個朋友
八八八八八八八八八
[……]
怎麼一下就到出海口
出海的男兒不能回頭
回頭的男兒一定是我
高雄へ行かなきゃ 気温は高く、日差しは強い
高雄へ行かなきゃ ショートカット、半ズボン、ミニスカート、半袖
高雄へ行かなきゃ 一瓶のビールに6人の仲間
Bababababababababa
[……]
どうしたら一気に港まで行けるのだろう?
海に出た男は振り返ることができない
振り返る男ならきっと僕に違いない
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。