\生命がでてくる薪/パーマカルチャー日記(129)
※今回虫が苦手な人は閲覧に注意してください。
こんばんは。
パーマカルチャー愛好家の齋藤朱美です。
昨日は休暇をとって薪割りなどしていました。今週末雪の予報なので、今年最後の薪割りかな。
数年ほったらかしていた丸太からは、たくさんの虫が出てきます。息子は虫が苦手なので、虫が出てくると、
「生命がでてきた…!」
と、私を呼び、助けを求めます。
これらの虫たちは、固い木を顎でむしゃむしゃ食べて(?)薪の中にトンネルを掘っています。
薪の中には菌が蔓延して、柔らかくなってきているものもありました。
木材を腐らせる木材不朽菌とキクイムシ(カミキリムシ、クワガタムシなども含む)たちが、タッグを組んで木を食べているんじゃないか?と思えてきました。菌で柔らかくなった方が虫も食べやすいし。
松くい虫の被害を出すマツノマダラカミキリは、マツノザイセンチュウとタッグを組んでマツを枯らします。
ナラ枯れの被害を出すカシノナガキクイムシは、ナラ菌(数種類あるらしい)とタッグを組んでナラを枯らします。
これらは森の病気として知られていますが、より全体を見渡すと、キクイムシたちは、菌などとタッグを組んで、枯れた木を分解して土に還す分解者としての役割を持っていると思います。
この分解者たちがいることで、土が豊かになっていくと思っています。
(分解者たちがいなかった大昔、シダ全盛期は、分解されずに石炭になったのだろうか?)
こんな本をみつけました。
あ。これ読んじゃうわ。
すごく面白そう。
キノコ(ナメコ、ヤマブシタケ)が生えてくる薪用の丸太を原木シイタケの榾木を置いているスギ林に持って行った。
来年生えてくるかな?
キノコの菌は繊細だから、意外と生えてこないのかもしれない。
どちらにしても楽しみ。