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天皇の祭りの「米と粟」

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神嘉殿で行われる宮中新嘗祭、大嘗宮で行われる大嘗祭で、もっとも重要な神饌は「米と粟」の御飯(おんいい)です。なぜ「米と粟」なのか、なぜ「粟」なのか?
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#粟酒

大嘗祭は「米と粟」の複合儀礼──あらためて研究資料を読み直す(2011年12月18日)

大嘗祭は「米と粟」の複合儀礼──あらためて研究資料を読み直す(2011年12月18日)

 先月、政教関係を正す会のシンポジウムで、大嘗祭が稲と粟の複合儀礼であることについてお話ししたところ、旧知の神道学者から「新嘗祭と異なり、大嘗祭には粟は登場しないのではないか」というご指摘をいただきました。

 著名な研究者からの指摘ですから、無視することはできません。まして、「大嘗祭は稲と粟の複合儀礼ではない」ということだとすると、私の年来の主張はもう一度組み立て直さないといけなくなります。

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やっと巡り合えた粟の酒──稲作文化とは異なる日本人の美意識(2019年09月23)

やっと巡り合えた粟の酒──稲作文化とは異なる日本人の美意識(2019年09月23)

 知り合いの神社関係者から粟の焼酎が送られてきました。私が長年、粟の酒を探し続けているのを知って、お気遣いくださったのです。念願がかない、感無量です。すっきりした味わいに、かすかな粟の香りがしました。

 いただいたのは、鹿児島・阿久根市の大石酒造が生産した粟焼酎100%の古酒「御吉兆」で、同社の説明によれば、1992(平成4)年に粟と米麹を原料にもろみをしこみ、限定的1100本を蒸留、長期間、甕

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