医療費控除はお得?
医療費控除とは、1年間にかかった医療費が10万円(総所得金額等が200万円未満の人は総所得金額等の5%)を超えた場合に受けられる所得控除制度のひとつです。
「1年間の医療費が10万円を超える事なんてなかなかないよ・・・」なんて思われるかもしれません。
でもこの「医療費」に含まれるものが意外と多岐にわたっているんです。
🙆♂️対象となるもの
・自分が医療機関を受診した場合だけでなく、扶養家族(離れて暮らしていてもOK)の医療費等についても計算対象
・通院交通費(付き添いも含む)
・薬代(医療費控除の対象となるもの)
・治療に必要な松葉杖などの購入費用
・あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師、はり・きゅう師によるリハビリ、マッサージ費用
・介護保険の対象となる介護費用
上記の通り、単なる医療費だけでなくそれに付随する周辺の費用も含まれるんです。
では、逆に対象外となるものにはどんなものがあるのでしょうか❓
🙅♂️対象外となるもの
・インプラントなど、保険適用外の治療
・入院時の差額ベッド代・テレビなどの借用料
・予防接種や健康診断の費用
・眼鏡やコンタクトレンズの購入費用
・自家用車で通院した際の駐車場代やガソリン代
・健康増進目的のサプリメントの購入費用
これらは対象外ですので、医療費控除になると思っていると後でガッカリすることになります。
実際に手元に戻ってくる額はいくら❓
じゃあ、この制度を使うといくら戻ってくるの?ということですが、それは下記の式で計算されます。
(年間の医療費ー高額療養費の払い戻し分ー民間保険会社からの保険金ー10万円)× 所得税率
*総所得金額等が200万円以上の場合
確定申告をすることで上記の金額が戻ってきます。
この制度も知っているか・知らないかで手元のお金が変わってきますのでぜひ押さえておきましょう!
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