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【#125_実践メモ】 2024年の終わりとともに、手放したいのはどんな”期待”ですか?
2024年も、もうすぐ終わり、2025年がやってきますね!
紅白を横目でみつつ、ブログを書いています(笑)
今年は、加齢のせいか(?)、例年以上に、1年があっという間だったように感じます。ついこないだ、夏だったのに!?くらいの感覚です。
4月から、娘ちゃんが、中学に入り、中学受験はしなかったこともあり、高校受験に向けて勉強をしたいと、塾に通うようになりました。
塾がある建物の1階に、大きめの本屋さんがあり、たまに迎えに行くときなど、寄らせてもらってます。楽しくてしかたない(笑)
結構、しっかりとセレクトしてくれている本屋さんなので、自分の研究や仕事で使う以外の書籍も、表紙やタイトルから興味を引くものもあり、書店で本を買う機会も増えました。
そんな中で、自分や人との関係性に、ちょっと疲れ気味の時に購入したのが、長倉顕太さん(2024)『誰にも何にも期待しない』です。
ドキっとするタイトルですよね(苦笑)
長倉さんは、書名の背景にある想いとして、こんなことを書かれています。
多くの場合、行動が止まる理由は、
「失敗を恐れて行動しない」
「失敗して落ち込んで行動を止める」
の二つです。
これらが原因で行動が止まるのは、そもそも期待しているからです。「うまくいくかも」という期待があるから、失敗が怖い。「うまくいくかも」という期待があったから、うまくいかなくて落ち込む。
・・・私はよく行動力を褒められますが、これは期待値ゼロで取り組んでいる結果です。
・・・期待しないで結果が出たとき、感謝の気持ちでいっぱいになります。その結果、非常にポジティブになれるのです。
・・・このように「期待しない」で生きることで、「行動力」と「幸福度」を高めるのが本書の目的です。
個人的には、自分に対しても、人に対しても、”相手のニーズや能力を踏まえ、期待を抱く・伝える”ということは、とても大事なことだなと思います。うまく期待を受け取ることができれば、それをエネルギーに変えて、パフォーマンスを高めることにも繋がります。
ただ、その反面、”こちら側のニーズからのみの自己中心的な期待”や、役割に付随すると考えてしまう、”やって当然的な期待”を、自分にも相手にも、押し付けてしまうことは、ただただ、重荷を強いることになりますし、現実の結果とのギャップに落胆し、押しつぶされてしまうところもありますよね。
本書の中では、
第1章 自分への期待
第2章 人への期待
第3章 会社への期待
第4章 お金への期待
第5章 社会への期待
で、構成されており、31の対象に対する期待が明記されています。
項目を見ているだけでも、自分がどの項目に反応している=期待しているのかが、わかって面白いです(笑)
自分の手放したい期待トップ3と、そこに書かれていたメッセージは、
①自分の能力への期待
「自分を過大評価せず、客観視して現在地を把握することで進むべき道が見えてくる」
②子どもへの期待
子どもへの「期待しない生き方の実践でストレスが軽減され、子どもの自尊心や自己効力感が育まれる」
③家族への期待
「家族だからといって過度な期待や要求はNG。古い家族観は捨て、一人一人を尊重することで、円滑な関係を保てる」
でした!
期待を手放すことで、得られる成果を意識しながら、日々の暮らしで”手放す練習”をしていきたいなと思います。
▽▽▽
長倉さんは、「自分への期待をやめる練習」の章で、こう述べています。
ーー
ここで注意したいのは、「自分の能力に期待しない」というのは、「自分を卑下する」ということではないという点です。むしろ、自分の現状を冷静に受け止め、そこから成長していこうという姿勢なのです。
・・・私たちは、どうしても視野が狭くなりがちだということです。それを避けるためには、常に自分をアップデートし続けることも必要になってきます。でも、考えてみてください。アップデートし続けた先には楽しい未来が待っていると思いませんか。
2025年は、自分のニーズから生まれてくる、”自己中心的な期待”を手放し、意識をクリアにすることで、淡々とした迅速な行動と、周囲への感謝を大事にしていきたいなと思います。
みなさんは、2024年の終わりとともに、どんな”期待”を手放していきたいですか?
本年も、大変お世話になりました!! たくさんのチャレンジングな機会と、学びの場をご一緒してくださってありがとうございました。
こうして、穏やかに年を越せる事に感謝しつつ、新年のみなさんのご多幸をお祈りするばりです^^
2025年もどうぞよろしくお願いいたします!