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【#102_実践メモ】自分の状態/ 状況に応じて、叱る/ 叱らないがあるときは、”叱る側のニーズ”で叱っているということかも~村中(2022) 『 〈叱る依存〉がとまらない』 第4章 「 『叱らずにいられない』は依存症に似ている」からの学び

久しぶりに、村中(2022) 『 〈叱る依存〉がとまらない』 第4章 「 『叱らずにいられない』は依存症に似ている」からの学びです。

本章では、「叱る」が日常的になり、エスカレーションしていくプロセスと、「依存症」との類似性を指摘しています。

「依存症」とは、薬物等の物質だけに限らず、行動に対する依存性もあり得ます(ギャンブルや買い物 等)。


「誰しもが依存症の状態になりうる」と知っておくことは、その様な状態に陥ることを回避する、もしくは、陥りかけたときに、状況を改善していくための最初のステップを取る上でも、とても大事な気がしています。
自分も割と、現実逃避型の依存傾向が強いな・・・という自覚があります。。

また、叱る依存と依存症の類似点としては・・・


もう猛省するばかりです・・・ 自分の状態がいいときには、子どもの行動を大目に見られるのに、自分の状態が悪いときには、あたりが厳しくなるとしたら、それは、「叱る側のニーズ」で叱っている部分が大きいのかなと思いました。

であるなら、子どもの行動は、トリガーでしかなくて、自分自身が抱えている「受け入れがたい現実」を、解消するアプローチをとらない限り、”叱る構造”はずっと変わらないですよね。

この数か月は、仕事も研究も、家事も割とタフな状況だったので、そこでのストレスが、自分の立ち振る舞いに影響を与えていることは、120%考えられます。

ただ、その思考にシフトしていくうえで、とっても大事なのは、本書の中でも言われていますが、「叱る自分を叱らない」ということがとっても大事だなと思います。

まずは、タフな毎日を過ごす自分を慈しむ。個人的には、叱る人自身が親から受けた教育の影響もとっても大きいと思うので、そこに対しても、よく頑張って今まで生きてきたと、思い返し、ちょっとケアしてみることも大事になるかと。

本書の内容とはちょっとずれますが、幼少期に親から受けた”しつけ=叱られること”は、自分自身の中にしこりの様に残っているものなので、ここら辺の経験をどう昇華させていけるかもとっても大事かなと思います。

ティク・ナット・ハンの『和解』『怒り』という書籍に詳しいです。読みなおしてみようと思いますし、自分自身のためにもまとめたい(笑)


先んじて整理してますが、村中(2022)の第9章 「 『叱る』を手放す」にも、叱る依存から脱出するためのアクションが記載されていました!

少しずつ、実践していこうと思います。
まずは年末年始での余白づくりだな・・・

#叱る
#叱る依存
#村中直人

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