【研究メモ】事業承継について考えるとき、創業者と後継者の間でどの様な調整が起きているのか？～Sallay et al. (2024) アイデンティティ、認識、ルールのバランス：ファミリービジネスにおける最初の継承時の家族関係の調整

Sallay et al.(2024)は、ハンガリーでファミリービジネスを営む12社の現経営者・承継者にインタビューを行い、創業者から二代目への事業承継について、両者の関係調整プロセスが、大きな影響を与えていることを明らかにし、包括的な理論モデルを提起しました。

今日は論文の紹介だけ！

本論文の中では、”関係調整”という概念がキーになってきます。論文中では、「関係調整プロセスは関係の本質的かつ初歩的な機能を表し、関係において相互に関連するパートナーが互いの行動、感情、認知に相互に影響を与え合うことを意味する（Simpson et al.、2016；Zayas et al.、2002）」
と表現されています。

ファミリービジネスにおいては、現経営者と承継者が、家族と会社の両方において、複雑な関係性を織りなしているので、事業承継における、ダイナミックな（動的な）”関係調整”に着目することは、非常に重要なポイントだと感じました。

インタビュー結果が、GTAの手法でまとめられ、コーディングのプロセスも詳細が記載されているので、質的研究を進める際の参考にもなりそうです。。

にしても情報量が多い・・・ 記述の抽象度が高くて難しい・・・涙

もう少し読み込んで、追加の情報は、後日、整理したいと思います！

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