異なる組織のコラボレーションCollective Impactのこれから~学生が持つポテンシャルをどの様に引き出していくか?
先日、Japan Collective Impact Session実行委員会主催(事務局:株式会社フューチャーセッションズ)の"ジャパン コレクティブ インパクト セッション in 渋谷"を、私が担当させてもらっている國學院大學の学生さんたち5名と、スタッフでお手伝いさせていただきました。
学生たちも、社会課題の解決に取り組む、トップランナーの皆さんのお話を聴いたり、一緒にスタッフをしたメンバーからも、自分に欠けているもの、これから学びたいことについてたくさんの刺激を受けていました。
学生を含めて参加することができてとっても嬉しかったです。
機会をいただき、ありがとうございました!
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Collective Impactとは、John KaniaとMark Kramaerが2011年に提唱したコンセプトで、セクター/ 組織の壁を越え、お互いの強みを持ち寄りながら、社会的課題の解決に取り組むことを指します。
☆イベントの詳細については、こちらがとてもわかりやすくまとめてくださっています!ありがとうございます!
mamisadaさん https://note.mu/mamisada/n/n2c3d1e56b2f0
鈴木大悟さん https://note.mu/fundraiserdaigo/n/n650fc4a2e81f
当日の場でもそうでしたが、こうした場で"セクター間"と言ったとき、技術開発の文脈ではない限り、なかなか大学の様なアカデミックな組織の存在感は薄いのではないかなと思います。
そんな危機感もあってか(?)、赴任している國學院大学でも、"地域に開かれた大学"を目指し、地域の企業を巻き込んだイベントを開催するなど、いろいろな取り組みを進めています。
☆國學院大学主催のSDGsに関連したイベント
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000019966.html
大学が主体の試みだけでなく、私自身が2012年から東日本大震災で被災した地域をサポートするNPOの理事をしていることもあり、できるだけソーシャルな場に、学生さんを連れだせないかなと感じています。
Collective Impactの議論でもそうですが、まだまだ組織間でのコラボレーションの話が中心で、世代間、特に、若い学生たちをどう課題解決の主体として巻き込んでいくか?ということについては、まだまだこれからの議論の様にも見えます。
実際に学生達と接してみると、ビジネススキルという意味では、もちろんまだまだ成長の余地がありますが、想いや向上心がとても高いです。
社会の変化が加速し、複雑化するなかで、企業/ NPO/ 行政/ 大学に限らず一組織だけでの課題解決には限界があります。これからさき、ますます組織の壁を越えてコラボレーションできる人材をどう育てていけるかは、大学教育を考える上でも大事なトピックです。
学生を、ただ単に教育を受ける存在として扱うのではなく、社会課題を解決する主体として巻き込み、アクションをサポートしながら、成長を促していく、そんな関わり方をこれから先もしていきたいです。