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”質的研究迷子”の背景には何があるのか?~プラサド(2018) 1章 技としての質的研究_ポスト実証主義の諸系譜と研究スタイルからの学び

プラサド(2018)質的研究のための理論入門―ポスト実証主義の諸系譜:第1章 「技としての質的研究_ポスト実証主義の諸系譜と研究スタイル」からの学びです。

質的研究の前提になっている理論を学び始めて、その多様さに圧倒されている感覚(「質的研究」のカバー範囲、幅広すぎないか!?)がありました。それが、どの様な背景から生まれてきたのかについて、本章を読んで少しだけ理解することができました。

フライフヨルグ(Flyvbjerg,2001)が、アリストテレスに依拠しながら、「社会科学の質的研究の諸部門は慣例的な科学的方法より職人工芸の理想により近い」と論じているように、理論をしっかりと踏まえた上で、最後は職人技として、あらゆる材料を論文に”すり合わせ”ていく感覚なのかなと現段階では捉えています。

以前、M&Aのコンサルをしているとき、大先輩が、「企業価値評価はアートだ!」=知識や経験とともに、最後は感性・感覚でまとめ上げる(齊藤の理解)とおっしゃっていたのを思い出しました。

そうなると、質的研究手法の習熟・鍛錬、なかなかに奥深そうです。
でも、新しいことを学ぶのは楽しいですね!


#質的研究
#プラサド
#Qualitative Research
#Prasad

※本投稿は、勉強会での松井さんのレジュメや発表を参考にさせていただきました。学びの機会をありがとうございました!

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