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【#109_研究メモ】 「自身の研究が既存理論のどこに位置づけられるのか考えるのが大事!」という言葉の意味のハラオチが以前より進みました、という話~佐藤(2009) 『中範囲理論入門 [第2版]』 「序章 中範囲理論の概説」 からの学び [後編]

佐藤(2009) 『中範囲理論入門 [第2版]』 「序章 中範囲理論の概説」 の終盤では、中範囲の理論について、開発と限界、今後のアクションについて論じられています。

理論は、事象を捉える有用なレンズではありますが、それに依拠しすぎると、バイアスとなり、”今・ここ”で起きている事象をより正確に認識できなくなってしまう、怖れもあるのかなと思います。

自分が大事にする(共感する?)理論というのを持ちながらも、同時に、そのレンズだけでは、捉え切れていないものがあるかも? という視座も、二重人格的に持っておくことが重要なのかも知れません。

今回、本書から、「中範囲理論」の考え方について学ぶ中で、組織開発やリーダーシップ開発において、これまでもいくつかの理論を学んできましたが、それらの抽象度(具体度)についての認識が緩く、より大きなパラダイムやメタ理論・大理論等を意識的に把握しきれていなかったなと痛感しました・・・・

まだ本当の意味で理解できていないのかも知れませんが、先生や先輩たちが、「自身の研究をどの理論に位置づけるのかが大事だよ!」とずっと言ってくださっていたことの、重要性と奥深さが以前よりも少しだけハラオチした気がします。より沼沼になる必要があるということが見えてきたとも言えます(苦笑)

時間のなさを嘆いても、使える時間が増えるわけではないので、ライフステージに鑑み、家族・仕事も含めた、マネジメント力を高めて、一歩ずつ取り組んでいくしかありませんね!


※本書籍は、中原先生に教えていただきました。資料名を思い出すのに、番匠さんにもお世話になりました。ありがとうございました!

#理論
#中範囲理論

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