この世界は不完全すぎる 結末予想

この手の物語へのわたしのファーストインプレッションは劇場版名探偵コナンのベイカー街の亡霊であった。
時代は下って2010年代初期にブームを齎したソードアート・オンラインも類系する物語であると感じられる。
紐解けばきっと古いSF作品などでそのような筋は見つかるかもしれないがそれはこの記事の本題でないので調査は割愛する。
ともあれその手の物語はいまや広く認識された「ありふれたもの」であり、一つのジャンルと言っても差し支えないのではないか。
それでも大衆に面白いと思わせられれば或いは何らかの工作的援助があれば人気を得ることはできる。
そしてその連載が終わった後、人々の記憶に定着するかどうか、名作と呼ばれるかどうかはそのオチにかかっているように思え、いや実はオチなどはどうでもよく、その過程さえ面白いと思わせられれば成功なのかもしれないと思う。
ただそれでも、やはりオチが弱いとガッカリする読者も多いことであろう。
表題の作品に対してはわたしは読み進めたくなる程度の魅力を感じているが、なんとなく結末はこうなんじゃないかなぁという予想があるのでここに書いておこうと思う。
そこに特に意味はない。
思いついたことを書くだけのことである。
とはいえそう長文になりもしない。
対して考えてもいないから。

幾つかオチは考えられる。

①現実世界破滅パターン

a.主人公達の意識を乗せた機械が地球軌道上だとか海底などでそれぞれ太陽光や地熱によって稼働しているだけで既に現実世界、地球は滅んでいるというパターン
この場合主人公達の肉体も既に存在せずあるのは意識だけであり、その残酷な現実に気付かせないための一種の配慮としてログアウトが封じられるに至った、など

b.地球は滅んでいるが主人公達の肉体は存在し、宇宙船などでコールドスリープしながら航行をしている間の意識の逃避先というパターン

わたしとしてはこの①のaが先有力なパターンである

②陰謀・軍事技術パターン

映画cubeシリーズなどにみられるような軍事技術の研究として行われているというパターン
正直あんまり無いと思う、無いと思うしこの筋で考えるのは難易度も高いと思う、だからこそこの筋であるならば納得のいく「どんな活用のために」「どのようにして」の説明が求められる、気がする
結局は説得力の問題であるが、それが難しそうなだけに、この系統であるならば是非とも読者を納得させる形に落とし込んでほしい
わたしはパッとは思いつかない
cubeみたいに、どんな?とか、どのように活用するのか、をぼかすという手もあるが、それをするとcubeのような若干ガッカリなオチになるだろう
まあ解のない謎を用意するのは簡単でも説得力のある筋のある謎を用意するのは難しいからね
ストーリーテラーの腕の見せど頃でもあると思うが

③ただ会社が悪いパターン、特定の個人の犯罪パターン

個人的にはもっともガッカリするパターン
落とし所として無難な気はするがSAOのあとにそれをやっても、ねぇ
二番煎じ感は否めないと思う
もちろんここまでに挙げたまでの展開も既にどっかに探せばあると思うけれど
寧ろ探してみてないという展開の方が希少であって、その時にその作品のターゲット層が知らないだけのリヴァイヴァルでも、知らなければ新しいとされる風潮はある
果ては過去の先人の作品の方をパクリ扱いするキッズ又は対立煽りめいた荒らしやアンチが湧いたりするこの世の中なので、SAOから10年近く経っている現在であれば通るかもしれない
それにどれだけ違和感があっても多数が賛同すればついていくのが人間特に日本人はそういう傾向があると思うから、ゴリ押しでなんとかなるかもせず、オチなんてなんでもいいのかもねやっぱり
それをいったらおしまいよ、とは思うけれど

まあ外れても良い
ここに書いてない予想もあるけれどそれはここに書くつもりがないので載せない
それは別に外れた場合の保険というわけではないのだけれど、これらの記述が存在するかもどうか怪しいこの記事の仮想読者に信じられずともよい

願わくばわたしの考えてもみないようなオチを見せてくれることを願う


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