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竜神の神殿
2019/11/9 Saturday
友人と春日部にある通称「地下神殿」と呼ばれる「首都圏外郭放水路」を見に行きました。
自転車で走っていると、江戸川右岸に地底探検ミュージアム「龍Q館」があります。その地下に神殿があると聞いていたので、いつか行ってみようと思ってました。見学の申込みはネットから簡単にできます。
当日はネーサン方もいるので車で行きました。
はじめに「龍Q館」で説明を聞きます。
首都圏外郭放水路は、埼玉県東部の国道16号線の地下約50mに建設された、世界最大級の地下放水路です。中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川などの中小河川が洪水となった際に、洪水の一部を江戸川へと流すことで、浸水被害を軽減することを目的としています。
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私は大雨の際の貯水施設と思ってましたが、放水路であり、利根川水系に属する一級河川でもあったわけですね。
家康が行った東遷事業の前はこの地区に利根川が流れていて、もともと水が溜まりやすい地形だったそうです。
説明を聞いて、いよいよ地下に降りていきます。
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階段を下りていくと、公式愛称「彩龍の川(さいりゅうのかわ)」が現れます。高さ18m、6階建ビルに相当する巨大な柱が天井を支える様に圧倒されます。
タイトル写真にあるシールドマシンで作られた、世界最大級の地下放水路は実際に見ないとわからないスケール感です。
重機の無い時代の家康の東遷事業もすごいと思いましたが、重機を使ったとはいえ、これほど大きなものを作ったことに感心します。
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ここは、当然稼働しているときは見ることができません。溺れちゃうので。
先の台風19号の時は竜神が大活躍したのでしょうね。
ちなみに、ここはあの大ヒット映画「翔んで埼玉」のロケで使われています。映画のエンディングに、埼玉県民の決起集会が行われます。
埼玉県民おそるべし。
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貯水量67万㎥/池袋サンシャインビル一杯分だって。そんな呑めませんて。。