長い散歩15日目
2024/5/29 Wednesday
天気晴朗なれども波も低し。風もない絶好の散歩日和です。
ここまで下道を走り続けてきましたが、ここに来るにはでかくて長い橋にお金を払わなければなりません。でも気分はサイコーです。
初淡路島です。
道の駅あわじで自転車を降ろし、今日は島の北部を周るイザナギコースを走ってみます。距離は約55km。
橋を渡った時から、水面がキラキラとキレイで、やや興奮しております。
島の西側を走り出すと、明石海峡大橋がどこから見ても絶景で、なかなか先に進めません。
今日は大好きな迷子になろうと思います。モデルコースからできるだけ外れて走ると面白いことに出会えるかもしれません。特に調べてるわけではないので、キャプションもない写真ご容赦を。
すみません。なんの説明もできないで。
こうして道草をくいながら走っていくと、道なりに献燈が並び始めます。
今日のメイン、伊弉諾神社に近づいてきたことがわかります。
ちょっと面白かったのは、手前に立派な瓦屋根の家が多くて「おっ!ここか?」と迷います。
惑わされながらも、伊弉諾神社に到着。
「国生みの島・淡路」気持ちがシャキッとします。
いろいろ説明板を読みましたがカッツアイ!興味のある方はこちらに
境内に面白いものがありました。
伊弉諾神社をお参りして、後半戦です。
お腹も空いてきたので、淡路名物?「生さわら丼」を食べようと走っていると、小洒落たカフェが、意外にこういうとこであったりして、と覗いてみると、隣の漁具展示館?からオヤジさんが出てきたので、サワラ丼が食いたいと言うと「五色のほうにあるが、もうだいぶ通り過ぎたな。今サワラはあんまり獲れないから冷凍だけどね。」と。
「それより舌平目の煮付けがうまいぞ」そのオヤジさん、このカフェの大将でした。そんじゃいただこうと入ってみると、海一望のオシャレな店内。出てきたのは似つかない舌平目の煮付け定食。
でもこれが美味い!ムニエルは知ってるけど煮付けは初めてです。
オヤジさんいわく「青シタと赤シタがあって、青はムニエル、赤は煮付けにもできるし美味い」と「種類が違うの?」と聞くと「知らんけどぉ」(笑)
他にもオヤジさんが作っている玉ねぎのサラダ、しらす丼、大変美味しゅうございました。
もうちょっとしたら鱧が食えるとのこと、オヤジさんが骨切りするそうです。ただ、ここで獲れた鱧は、ほとんど京都に出荷されるそうです。
腹を満たして、道の駅を目指します。
海沿いに、オシャレな店やらホテルが並んでます。
ちょっと時間があるので、淡路市北淡歴史民俗資料館に寄りました。
小学校の横にある建物は、かなり年季の入ったもので、タダかと思いましたが、しっかり入館料取られました(笑)
次に、野島断層保存館。兵庫県南部地震、阪神・淡路大震災のほうがピンときますかね。1995年(平成7年)1月17日午前5時46分、あれから30年近くたつんですね。関東の方は朝方、緩やかな横揺れがずっと続くいやな感じの地震でした。会社に行ってから、大変なことが起きているとわかり、丁度関西方面の仕事もあり、支部にあわてて電話するもつながらず、廊下の公衆電話でやっと連絡が取れた記憶があります。
大阪・神戸ばかりの映像が流れていて、淡路島は大変だったようです。
ところどころで、お姉さんが解説してくれます。
2000年ごとにずれる活断層「縁起でもないですが、次ずれる時もここがずれるんですか」と質問すると、「ん~タブン」と。
外には、活断層の真上にあった家がメモリアルハウスとして展示されています。なんか葬儀場みたいな感じ(失礼)
改めて衷心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
スタート地点の道の駅に着いたのは、夕方4時過ぎ。天気も良かったので沢山の観光客で賑わってました。お風呂に行く前に、自転車とマツケン号を拭いてから、自転車で近所の風呂に行きました。道の駅からちょっと登ったところに「美湯松帆の郷」と言うのがありますが、あえて地元の銭湯に。
お客さんは地元の人二人。湯舟のそこが深くて、全身つかろうとすると立たないとですが、いい湯加減でした。
とうぜん風呂上りは人としてビールが呑みたくなるわけで、そのまま調べた居酒屋に行ってみましたが、どうも見つからず、岩屋商店街の入口に近い、ちょっとお洒落な居酒屋?に入りました。
ご夫婦で切り盛りしていて、旦那さんはサーファーで3年前に移住してきたそうです。表にサーフボードがたくさん、ちょっとレトロに改造した軽ワゴンやバイク。4日目に通った豊橋のディーラー通りで外車販売をしていたのをやめて、移住前は、道の駅あわじで1か月寝泊りしていたそうです。
奥様は姫路の出身、丁度昨日いたので、地元グルメの話で盛り上がりました。まぁ一緒に呑みましょうよと後からきた地元の人も混ざり、楽しい話しを聞かせてもらいました。
ふと気が付くと、もう少しで午前様。
帰り道、明石海峡大橋と対岸の街の明かりがきれいでした。
明日はどこに行こうかな。