長い散歩63日目
2024/7/16 Tuesday
追い山笠も見て、懐かしい面々と楽しい夜を過ごして、思い残すことなく博多を離れ南下します。
梅雨前線の雨雲はあと一回ぐらい発生するらしいですが、南の方は安全そうな気がします。タブン
ちょっと走りますが、通潤橋に行くことにしました。
なぜなら45日目北九州、角打ち酒屋のお母さんの故郷ですから。
朝食にウエストのうどん。昨夜呑み過ぎましたからね。
普段練り物はあまり食べませんが、丸天を入れてみました。
まあまあの距離を走ります。途中ワイパーも効かないゲリラ豪雨をふたつ通過し、57日目に泊まった大津町を抜け、阿蘇の横?を通り、九州中央道(無料)を走り山都町で降りると、通潤橋の案内があります。出るのも遅かったので、着いたのは15時前でした。そう言えば山道でアナグマが2匹歩いてました。タイトル写真にあるように、ヤツは必ずどこかにいますが(笑)、こっちは初めて見ました。
通潤橋は、そんなに大きいものとは思ってなかったのですが、想像の倍以上大きかったです。立派!昨年秋に国宝に指定され、土木構造物としては全国初だそうです。おめでとうございます!
現役の灌漑用水路で、農業用水として使用する5,6月と7月週末以外は観光放水はしていないそうです。黒部の観光放水みたいですね。あれは電気を捨ててるようなものですから。事前にわかっていましたが、ちょっと見たかったなぁ。
取水口からこの通潤橋も含め、40kmの用水。高低差がわずか5cm、江戸の玉川上水よりすごいんじゃないでしょうか。
しばし、見とれて、左側についている道を登ってみました。今日は橋上観覧は休止のようで、残念ながら橋の上を見るだけです。欄干のない橋ですから、勝手に渡らせると落ちる人いるかもですね。
通潤橋を越したところも道がついていて、標識に滝見橋とあるので、ちょっと行ってみました。右手の川筋から煙が立っているので、野焼きでもしているのかな?と思ったら大間違い。滝つぼからあがる水煙でした。
正直こっちのほうが度肝を抜かれました。歩く先に吊り橋があり、そこを渡ると、大滝の全容が見えます。落差50メートルぐらいあるでしょうか?
滝つぼまで降りる道があるので、下まで降りてみました。マイナスイオン浴びまくりです。
しばし見とれて、引き返すと来た道とは逆に「通潤橋⇒」の標識があって、地形的に反対側に出るとは思いましたが、同じ道もつまらないので、そっちに向かいました。想像通り反対側に出て、ゲートを超えて橋を渡っちゃおうかとも考えましたが、回り込んで車道から駐車場まで歩きました。
しかし、あんなデカい滝なのに、滝見の橋とか滝つぼとか、滝の名前がどこにも書いてなかったんですよね。見落としたのかな?
駐車場にいた地元のおばちゃんに聞いたら「おれはよく知らんけど、みんなゴロ滝って呼んでる」と言ってました。あとで調べたら「五老ヶ滝」山都町内の数ある滝の中で最大級の滝。だそうです。ホントに迫力ありました。
駐車所に戻り、スーちゃん出動です。
山都町を散策してみます。角打ち酒屋のお母さんの実家は分かりませんが、面白いものを発見しました。
スタートの駐車場にもありましたが、ここ山都町の八朔祭りで披露される「大造り物」が町の数か所にあり、製作中のものを見ることができました。山野の植物で作る作品は、素朴だけれど力強く迫力があります。残念ながらお祭りは9月初旬で見ることはできませんが。
町を一回りしてマツケン号で出発。
山都町のICに入る前に、どーしても気になるものが。
天草に行くときもあったのですが「矢部のケンチキ」商標権侵害ギリ?(笑)
そこまで言うなら食べてみようと、お店の人おすすめのジューシーなもも肉をひとつ所望。味の良さは手羽だそうです。
車を停めて食べてみると「ヤベ!美味い」チキンでした。食べ応えもあります。
熊本市街に向かい、4日前行った「世安湯」に石鹸箱とか忘れものを取りに行くついでに超軟水でお肌ツルツルにしようと思いましたが、火・木休みでした。
しょうがないので近所のスーパー銭湯に行きましたが、ここもなかなか良かったです。
今日は、うどんとチキンしか食べてませんが、チキンが思いのほかボリューミーで、レモンサワー呑んで寝ようと思いましたが、天気もいいので、G先生に「2番目にキレイなママがいるスナック」と聞いて、結局「スナック夏子」に行きました。3連休明けで、客は私一人です。今日の出来事を話すと、八朔祭りは有名な祭りだとか、ここ地元では同じ時期に藤崎八旛宮例大祭、通称「馬追い祭り」があって、その馬がすごくデカいとか、ヒライのイートインが美味いとか、いろんな話をゆっくり聞くことができました。
明日はどこに行こうかな。