【Σリーグ3期】白石太陽自戦記 プレーオフ第2節第2試合
皆様Σリーグおよび M kingdom の応援いつもありがとうございます。
登板9回目、自戦記も9つ目です。
……という書き出しができることに、まずは感謝します。
試合前 - プレーオフからファイナルへ行くチームとは
1位・2位 ファイナルへ直通
3位～10位 上位2チーム通過のプレーオフへ（全5節10試合）
11位・12位 敗退
つまり、ギリギリでした。
私のレギュラーシーズン個人成績は
0-4-2-2 -96.4pt
リーダーはじめチームの皆のおかげで、やり返す機会をいただけました。
プレーオフからファイナルへ行くと、Σリーグで一番長く、たくさんの試合を打つチームになります。
そのことに価値があると私は思います。出場する以上は打ってナンボです。
そこへもってきて、プレーオフ開幕と同時にこの暴れっぷりです。
待望のスカッとする勝利を受けての第2節。
第1試合ののあさんが、おそらく今期一番であろう素晴らしい内容で2着。
ほんとアーカイブ見てほしい。手順の美しさ、押すべきを押し引くべきを引く決断力、ギリギリ放銃回避しながら戦う姿を。ニシキ類似度 92.4 も納得。
私の出番です。ここまでプレーオフ全員連対。
チーム最弱であろう私が、ここで止めてしまうのか、それとも次へつなぐことができるのか。
試合中 - それは凪か
東家 - トリス10選手(遊楽亭)
南家 - 白石太陽(M kingdom)
西家 - みずきけい選手(Emperor Peng Inc.)
北家 - アルシー選手(Pleiades)
東1局0本場
打 2s。ミスです。4s が暗刻に見えてしまい、トイツが出来たなら暗刻の外側は不要、と誤認しました。正しくは打 2m です。
急にどうした。三者動いた瞬間に私も聴牌。たった今、6m が通ったので安全に聴牌は取れる。取れるけど、リーチする？
……出来るわけないんだよなぁ。良型ならともかく、親含め2軒（対面のリャンメンチーを高く評価すれば3軒）に対して。降りる余地は残して、この後も丁寧に――
2600+2000ゲット。
全日本結果論協会によればリーチが正解だったそうです。知らんて。
※これはさすがにダマが良いと思います。
先に言うとこの一戦、私の加点はここだけでした。
さて、何点で何着でしょうか。
東2局0本場
打 1s。下家みずきけい選手の副露はさすがにケア。親と言えども、これでは勝負にならない。
東3局0本場
打 4s。ちょっとやりすぎたかな。2枚切れの北ぐらいは打った方が良かった。一応 4s にくっついたり重なったりして、染めなくても打点と速度が見合う形になるかもしれないし。
さすがにこの 1p に対してチーは A 級ミスでした。
鳴かないと間に合わない、と焦ってしまった。これはいけない。鳴くとしたら 25678p あたりか。1p では愚形が二つ残る。今回一番の反省です。
東4局0本場
ダブリーチャンス！！！
……なにも!!!
な"かった…!!!!
南1局0本場
いやむしろ打点的にはこっちの方がチャンスだな？
選択肢は 6p, 8s(9s), 中。
私はここでドラの中を切りました。検討でもここがベストという結論。
ここはしっかり内容の良い手順で行けました。
打点はダブ南赤赤の 8000 で十分。
索子の受けに不安がある。筒子は2ブロックできる可能性がある。でもできないかもしれないから、索子を外すには心もとない。逆に索子が 78s の形であれば、中を保持していても聴牌できると踏んで打 6p になりそう。絶妙に受けの余裕が足りないために少し広めに残しておく。そんなドラ切り。
声はかからず。安心して目いっぱいに受け続けて
細かく細かく横から横へ移動する点棒を眺める。
南2局0本場
🌞「ほんと親で手が来ないんですけど、七対子か東ポン発進で見てました」
🐳「絶対こうしたほうがいいって話じゃないことを前提に聞いてほしいんだけど、この 1s ポンもあった。その後出てきた 7s もポンして、無理やり混一色とか東バックとか。残り1枚の東は相当出やすいし、がむしゃらに連荘を目指すのも、トップ取りのリーグ戦では結構あるかな。ただ、遠い鳴きだからこの後が難しくなる。リスクは高い。実戦でこのあと手堅く七対子に向かったのも間違いとは思わない」
見た目3枚の 5s と、地獄単騎の北。
私は北をそっと縦に置きました。北はいつでも残り1枚を捜すゲーム。脇からこぼれないとも限らない。
5s も一応、リーチの中スジ。安パイに窮すれば出てくるかもしれない。そしてシンプルに見た目3枚はやはり大きい。リーチしたトリス10選手が掴む確率はこちらの方が大きいだろう。
要らんてそのスーパーセーブ。北1枚と 5s 2枚が封印されたままでした。
これツモれてたらなぁ。海底七対子ドラドラ赤で 6000ALL。決まり手。
最後は聴牌維持できる 5s と 7p の二択。場を精査して打 5s 。結果はどちらも当たらず。
南2局1本場
🌞「打 7m です。マクロ的にはめっちゃくちゃ攻めたいんだけど、この局面はどうしたって無理」
🐳「しょうがないよね。無理だよ」
南3局0本場
🌞「対面に 7m が通るのか問題。実戦で、危険度が高そうに見えてしまいました。それで北北で回ったのですが……」
🐳「8m 赤5m と。よっぽど黒いデジタル使いでなければ、かなり当たりにくいねこの 7m は。ここは 8m7m と落としてほしかった。僕が見ていて一番惜しいと思ったのはこれだな……ここで北北はね、2着良しとする打ち方に見えた。あれだけトップが欲しいと言ってた太陽さんなら、着ダウンのリスクを負ってでも行って欲しかったな」
結果、どちらに転んでも和了ルートは無し。掴んだ 4m は止めて中スジの打 4s。以後聴牌チャンスなく流局。
立ち向かった方が放銃の未来があったので、チキンで救われたのですが。それでよかったとは言いたくない。
南4局1本場
ドラの 8s バチーン！ も無くはないのですが、和了が遠すぎ・巡目が経ちすぎ。後の安牌確保のため打 6p 。ここで2着を受け入れました。
直後トリス10選手からリーチが入り、丁寧に受けて流局、ゲームセット。
……最初しか加点できなかったのに、原点ちょい浮きの2着ですか。ツモで削られなかったおかげ。悪運だけは強かったな。
試合後 - いざ全員プラスの世界線へ
配信の終わりに、リーダーから「いやぁこれで Mキングダムはプレーオフ全員プラスだねー」と。
リーダーはプレーオフでは温存しているので、正確には4人でプラスを稼いでいるのですが、なぜか「プラス 0.0 だから」と言い張っています。
であればここから、本当の大きなプラスにしていただきましょう。
プレーオフ経由のファイナル行きこそ、麻雀好きねぇ、って言われるチームです。こうなった以上、そう言われる存在になりたいものです。
アルシー選手
NANA リーグ最終戦の雄姿、別チームの控室応援配信から拝見していました。優勝の目がある中で任されるのは信頼の証。それに応えるご活躍でした。Σリーグは依然苦しいポジションですが全チームに目があります。私に言われるまでもないことでしょうが最後まで戦い抜きましょう。昨期の推しチーム、一緒に勝ち上がるところも見たいのです。
みずきけい選手
南3局の白ですか……打った時の痛さを考えたら、ちょっと、ね、打ちづらすぎますよね……。厳しい状況だったと思いますがよく耐えての3着だったと思いました。
えんぺんといえば、ゆうれいいかさんとはいつお会いできるのかな……プレーオフであと1回同卓するのですが。
トリス10選手
うめちゃんノートの仕方ないラス2種「地蔵」「勝負手放銃」。
前者はリーグ戦ではあまり起きないのですが、後者はどうしても起きうるものです。この日のトリスさんがそうだったように、私からは見えました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？