2021年06月19日 打たれ弱い人の方が人生得する
人生において打たれ強い方が得か、打たれ弱い方が得か。
どちららかというと打たれ弱い方が人生得する。
なぜならば打たれ弱い方が危険察知能力に長けているからだ。
あくまでも自分の事を「自分は打たれ弱い」と冷静に分析できる人に限るのだけど、自分の不得意とする場を積極的に避け、得意とするところに居続ければ嫌な思いをしなくていいし、何かと得することになる。
あくまでも自分の価値基準の中での「得」だから人によっては何の得にもならない。
打たれ強ければこういった事を考えなくてもよいので一見「楽だし得してんじゃね」と思うけど、強い人は大抵の事には動じないから自分から学習しない。経験を咀嚼し自分なりに経験値として体得したり、新たに本を読んだり何かを自ら取り入れることを好まない人が多い。
でも
「酷いことを言われても平気」
「体力的にきつくても平気」
ということは決して悪いことではなく、とてもラッキーなことだから、「よっしゃ俺ラッキー!!」と素直に喜べばよい。
日本ではいわゆる体育会系の若者は重宝されるので、そういった価値観の会社なりコミュニティーに入ればとても幸せでよい。
居心地の良い場所が獲得できたらラッキーではあるが、そうでない場合が多いのが人生というもの。
ブラック企業に勤め続けている方は辛い日々を送りながらも打たれ強い特性を発揮し頑張る。
苦しい、辛い、メンタルやられまくり、サービス残業当たりまえ、休日出勤は勤務にならない。法令遵守なんてどこ吹く風。
なまじ打たれ強い人はヤバい環境でも何とか心や体力をやりくりして毎日をやり過ごすことができてしまう。
頑張ってやり続けてしまえる。
ホント苦しくて苦しくて仕方ないんだけど頑張っちゃう。
日本人には
・継続は力なり
・最後までやり抜く力
・諦めない心
・途中で投げ出さない
・今やめると今までの苦労が無駄になる
と言った価値観が好まれ、刷り込まれているから尚更辞めることに抵抗がある。もちろん転職は簡単ではないという事情もあるから仕方なく勤め続けているという理由もある。
これらはもちろん悪い言葉ではないしむしろ学校とか自ら進んで学習したり、体得したい事に対してはとても的を得ている素晴らしい言葉である事は間違いない。
しかしながら苦しいと感じた時に自分を見つめる必要があると心から思う。なぜ苦しんでいるのか、その理由と目的を明確に言葉にするべきだ。でないとメンタルや体が死ぬ。
もしその苦しみを自分なりの目的のためと割り切れるのであれば、まだマシかもしれない。
あえて今後の人生の話のネタになるからもうちょっとやってみるかとかもありかも。
メンタルや体がやられたら取り返しがつかない。
転職も相当難しくなる。本末転倒だよ。
学校や家庭内とか、慣習的にもっと
「逃げる大切さ」
も教育した方がよい。
続けることの美しさを称える言葉たちは、それだけだと場合によっては悲劇的な結末を生む。きっと国家が富国のために、国民をどんどん働かせるためにやんわりと国民を洗脳する、美しく見えるスローガンなんだろうね。
「逃げること」も選択肢としてあるよとサラッと自覚しておくだけで人生だいぶ楽になる。
逃げるのは悪だ!!働き続けなければ負けだ!!
ってのはおかしいよ。
続ける事を逃げる(辞める)事をセットで教育すべし!!
ところで、打たれ弱い人はつらい環境からはさっさと逃げている。
とてもとてもメンタルと体がもたないから致命傷になる前に辞める。
入社した瞬間から体内アラート鳴りまくり。
打たれ弱い人は、これまでの人生でたくさん傷つき、涙を飲み、悩み
「なぜこんなにも人生は辛いんだろう」
と悲しみの日々を送ってきたことだろう。
「なぜ私以外の人は皆、幸せそうに笑って生きていられるんだろう」
誰のせいでもない、自分が悪いわけでももちろんない。
今この瞬間にもそういった辛い毎日を送る人がたくさんいることだろう。
「でもこのままじゃあいけない。人生は長く、これからも生きていかなければならない」
と自己分析ができる人は切り替えられる。
自分を知ることはとても大事なことだ。
人は弱点があることで人生を乗り切るには何か工夫しないと幸せな日々を過ごすことは難しいと気づいた時、あらゆる経験から人生の乗り切り方を学ぼうとする姿勢が生まれる。
あるいは自ら学習する。本を読むとか。人を観察するとか。金融の勉強をするとか。あるいは格闘技でも習って体を強くするか。
この事を気付けただけで人生相当得している。
なぜならば自分で幸せになる方法はいくらでも探せるし実践できる。だからもう幸せになったも同然だからだ。
幸せな日々を送る手段はたくさんある。
手段その1
地球人ならほぼ100%該当するものは経済的に豊かになること。
言わずもがな、誰の干渉も受けず、一人でも生きていける。
付き合う人を選べる。何を発言しても、嫌われても、仕事がなくても全く問題ない。まさに無双状態。
手段その2
幸せの定義を確認する。あるいは物事の捉え方を再確認すること。
意外と皆やらないのは自分自身にとっての幸せを確認する事。つまり自分で幸せの基準を決めるのだ。
他人基準の幸せではなく、自分が素直に幸せだと思うことを絶対に選ばなければならない。
人がどう思うか、見栄や世間体を気にすると必ず人生に矛盾が出てくるのでいずれ苦しくなる。他人の評価なんてどうでもよいよ。
人生の目的は何か?
どんな時に心から嬉しく思うのか?
どんな人が好きか、どんな人を尊敬するか?
やってみたいことは何?
なぜ、なぜ、なぜ。
どんどん自分を深堀する。
やりたくないことは何か?
どんな人が嫌いか?どんな人を軽蔑するか?
なぜ、なぜ、なぜ。
どんどん自分を深堀する。
表面的な事ではなく本質的なところまでたどり付けばとてもすっきりする。
打たれ弱い人は打たれ強い人より目立たないかもしれないし、疎まれるかもしれない。
でも自己成長ができる能力に気づいた人だから本質的には超ラッキーなんだな。
打たれ弱い人は幸せの定義を超絶明確にして完全無双化する!!
バイなら。
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