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先生に向いている人向いていない人

かなり昔の話ですが、
ロサンゼルスオリンピックの金メダリスト森末信二さんがテレビでこのような話をしていました。

自分は教えるのに向いていない。

例えば跳び箱の飛び方を教えるとして、
自分は「勢いよくダッと走ってバンッと手を突いてダンッと着地すれば飛べるとしか言えないから」というような内容を話されていたことを今でも覚えています。

そうか、世界一の体操選手だからといって指導者に向いているわけではないのだな。と、この時初めて自分にはない面白い考え方に触れたので覚えているのだと思います。

逆に、大坂なおみ選手を日本人初のテニス全米・全豪オープン連続優勝と世界ランキング1位にしたサーシャコーチは、シングルでの最高ランキングは1165位(wiki情報)。
でも「下から目線」で「選手に命令するのは失礼なこと」とし、独自のコーチング技術で大坂選手を世界一の選手にしました。


慶應義塾高校が夏の甲子園で107年ぶりに優勝しましたが、こちらも監督は大学で野球部に所属していないんですよね。野球経験は浅いけれど指導者として非常に優れている。
選手たちを尊重する素晴らしい方なんですよね。
「あっち行くぞ、ほらついてこい」というつもりは全くなく、選手たちと一緒に目標を設定してそこに目がけて一緒に走っていくといった、サポーターであり伴走者といったイメージで選手に接している、とインタビューで答えています。
教え子である選手とフラットな関係を重んじて、生徒が意見を言える雰囲気作りを心掛けている。
素晴らしい!正に理想的な指導者ですよね!

ここを履き違えると酷い指導者になります。
学校の部活顧問や、習い事の先生、学校の先生、会社の上司など。
立場は先生と生徒、上司と部下ですが、そもそも日本国憲法に書いてある通り、全国民は法の下で平等なのです。

相手を下だと思って接している人は、もれなく何かやらかします。
私も色々されたことがあります。
皆さんも、酷い扱いや理不尽な目にあったことがあるのではないでしょうか?

高圧的な態度で相手を詰めるとか、鬱病になるほど追い詰めるとか、パワハラ、モラハラを超えて事件を起こしたり……。

こういう人に会ったら離れるのがいいと言われますが、現実問題なかなかそうもいかないから困るんですよね。
今はネットがあるのでネットで公開して助けてもらう手段もありますが、
被害者側なのにネット上に公開したことで更に攻められてしまったり、
八方塞がりになる事もあります。
ですが私は、このように苦しめられた人たちが責められてはいけないと思います。

話は逸れましたが、最近YouTube等で気軽に指導者を名乗る人が急増していますが(添削者、コンサル、マーケター等)、私的には向いていない人の方が多くいると思っています。
なぜなら指導者に相応しい人格者がそんなにいるとは思えないからです。
皆さんも私と同じだと思いますが、私生活で「先生と言われる立場で優秀な人格者である」と断言できる人に、そんなに出会ったことはないですよね。
表面上はいい人を装い、中身は民度が低い。
こういう人から指導をされても良い結果は出ませんし、心に傷を負わされる事もあります。場合によっては大金を騙し取られる事もあるでしょう。
ですので有名だからと言って安易に指導を仰ぐことには注意をしてくださいね!
調べてもそういう人の本当にヤバい部分はネットでも探せないものですから……。

画像:ぱくたそ[ https://www.pakutaso.com ]

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