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【高校生によるクラウドファンディングプロジェクト】ウクライナの孤児院におむつを届けるプロジェクト

埼玉県親善大使同窓会の会員である冨澤実留さんが、ウクライナの孤児院におむつを届けるクラウドファンディングプロジェクトに挑戦されています。

以下、冨澤さんからのメッセージとプロジェクトの説明です。
応援、宜しくお願いします。

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クラウドファンディングのチラシ

はじめに

埼玉県在住、獨協埼玉高等学校の 16 歳の冨澤実留(とみざわ・みる)と申します。

冨澤さんとご友人

私は、高校 1 年生の夏から約 10 ヶ月間、埼玉発世界行きの奨学金制度を利用して、エストニア共和国に留学に行きました。その際に、ウクライナ難⺠の友人ができたことをきっかけに帰国後、日本から何かウクライナの人達に支援ができないかを模索してきました。

現在必要な物資が未使用のオムツや止血帯などであることを知り、ウクライナ、東部スームィ州の孤児院へ寄贈したいと思い活動しています。

プロジェクトで行うこと

⻑引くウクライナの戦況により現地の子供たちの犠牲は大きくなっています。障害により施設にいた子どもや戦争で両親が亡くなり孤児になる子どもがロシアに連れ去られるといった犯罪に巻き込まれるケースも少なくありません。

また、他国に避難したくてもそれだけの体力や金銭的な余裕がなく、住み慣れた土地を離れられないお年寄りも多くいます。私は、既にご寄贈頂いた未使用のオムツ、とクラウドファンディングのお金から購入う予定の止血帯は全てウクライナスームィ州の Благодійний фонд ЗАЄВРОПЕЙСЬКЕ МАЙБУТНЄ(欧州の未来のための人道基金)が運営する孤児院ウリャニフスシカ特別学校に寄贈致します。

孤児院ウリャニフスシカ特別学校

スームィ州議会が管轄しており施設には 43 人の子供たちがいます。止血帯については、一般人を含む多くのウクライナ人が傷ついており、治療を受けるまでの応急処置として使うようです。子供たちやお年寄り、戦時下で傷ついた人達の負担を少しでも軽減するために、支援物資の購入と国際便で発送する費用のご協力をお願い致します。

施設内の子供たち

Благодійний фонд ЗА ЄВРОПЕЙСЬКЕМАЙБУТНЄ(欧州の未来のための人道基金)の活動

この団体は、2022 年にスームィ市のボランティア参加者によって設立されました。現在までに、すでに 18 人のボランティアが活動しており、ウクライナ国軍の部隊、TRO(志願兵組織の領土防衛隊)と常に連絡を取り合っています。
ウクライナのさまざまな地域にある住⺠の社会的保護団体と連絡を取り合い、定期的にウクライナの防衛のため必要とするもののリストを要求されており、彼らが必要とするものを見つけて提供するために最善を尽くしています。

活動の様子

この地域の高齢者は、避難所や施設ではなく自宅で過ごしているため、財団のボランティアは、地域からの情報をもとに高齢者の各家庭に必要なものを届ける活動をしています。
また、親の世話を受けられずに放置された孤児院の児童を定期的に訪問し、彼らのために休日を企画し、お菓子や贈り物を届けています。また児童たちの日常の世話や住環境の提供に加え、衣服や文房具なども提供しています。

プロジェクトの様子

欧州の未来のための人道基金は、困難な状況にある子どもや家族に、社会・物質・心理的な支援を行うほか、子どもの治療費の募金活動や子どもの権利保護も行います。子どもたちはウクライナ国家の未来であり彼らの保護は最も貴重なこととして紹介しています。今回、皆様のご支援で送られる人道支援物資は「欧州の未来のための人道基金」を通じて孤児や高齢者、また戦時下で傷ついた人たちに届けられます。

現在のプロジェクト状況

現在、大人オムツ 2086 枚 119.7kg、子供オムツ 1083 枚 32.3kg 集まっており、それらを送るために CAMPFIRE というサイトでクラウドファンディングを募っています。

集めた救援物資

また、募金として集めたお金は送料で余った分を全て止血帯購入に充てる予定です。こちらは、株式会社オーストリッチインターナショナルさんのご協力をいただき半額程度で購入させていただきます。また、CAMPFIRE の情報
拡散の面では、埼玉新聞さん、共同通信さん、朝日新聞さんに取材していただき多くの新聞社で記事を出していただきました。どこまで集まるかはわかりませんが、できるところまで頑張ろうと思っております。

活動の輪が広がり、取材を受ける冨澤さん

プロジェクトを始めた背景

私は、高校 1 年生の時にエストニアに留学し、その間、現地高校で
ウクライナ難⺠の友達と親しなりました。
しかし、自らの意思で留学した私と違い、戦争によりやむ無く家族と引き割かれ母国にいつ戻れるかわからない彼女に戦争のことを聞くことは容易ではなく、彼女の傷の重さを感じていました。

取材を通じて、プロジェクトを広げようと奮闘中


彼女はとてもマイペースで明るい性格でしたが、時々母国のことを思い出し、悲しい顔をしていることがありました。 そのことを 日本の同世代の人に話したところ、「確かに 可哀想だと思うけど、自分たちがウクライナ戦争のことを考え悲しんでも、彼女たちの戦争が終わるわけでも、彼女たちが幸せになるわけでもない」と心無い言葉を言われてしまいました。しかし、私にウクライナ人の友達ができてウクライナに繋がりができたように私を通じてウクライナに関心を持ってくれる支援の輪を広げていきたいなと思っています。

まだまだ支援を初めて間もないですが、少しでも多くをウクライナに届けられるよう、精進してまいります。

温かい目で見守って頂けると幸いです。

ご支援よろしくお願い致します。

冨澤実留


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