若き指導員のたまごたち
今日は私用があっていつもより遅く出勤したのですが、
事務局の玄関ドアを開ける前からにぎやかな声が
漏れてきます。
中に入ると大宮の学童の指導員が二人、
同僚と最近のできごとを交えて談笑していました。
二人のうちの男性指導員が家庭の事情により
やむなく年度内に退職をする予定で、
今日は近況の報告と今後の相談をするために
事務局まで足を運んでくれたようです。
今、法人の中にはいくつか正規指導員が足りていない
施設があり、応募があるもののなかなか採用まで
繋がらない状況で、彼らの後任を探すまでなかなか
手が回っていません。
そのことを申し訳なく思っていたら、
どうやら後任候補がいるとのこと。
聞けば元アルバイトで、大学卒業後県外の実家に
戻ったのですが、学童の仕事が忘れられず
どうにかまたさいたまに戻り指導員として
働きたい、そんな連絡があり渡りに船とばかりに
後任として準備を進めたいとの相談でした。
毎年2~3人、アルバイトをきっかけに
正規職員を目指す方がいます。
中には全く保育とは関係のない勉強を
していたのに、卒業後は学童保育で働きたいと
緊張した面持ちで応募する方も。
大学入学時に思い描いていた将来を
大きく舵を切ってこの世界に
飛び込んでくる決断は簡単ではないはず。
それでも勇気をもって来てくれる人たちを
取りこぼすことなく、
安心して長く働ける環境を。
そしてそんな彼らがたくさんの子ども達の
生き生きとした放課後をあたたかく
守っていけるようにせねばと思うひとときでした。