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多様性を学ぶきっかけに

【今回のご質問】
父親と母親の意見が合わないことがよくあります。正解はないのだとも思いますが、やはり両親で共通のゴールに向かっている家庭の方が、子どもが安定して育つように思えてしまいます。

家庭は社会の最小ユニットです。異なる意見が飛び交う、多様性ある社会を見せられることは大きな財産なのでは。お子さんの意見も引き出してみてください。

おっしゃる通り、家庭のあり方には正解も不正解もありません。そして、異なる環境で育ってきたご夫婦が、異なる意見を持つのは当然のこと。大切なのは、意見が異なるという事実にどう対処していくかということです。
権力争いをする、無理やり相手を説得しようとする等は、子どもに不安感を与えてしまいます。違いは違いとして認めた上で、共通する思いを探っていく(共感しあえる部分を探っていく)、お互いの強みをいかして役割分担をするなどいかがでしょう。
異なる意見があるからこそのパートナーシップは持続可能で強固なものと感じます。互いに自己表現をしつつ、協働的に生活をする親と過ごす日常は、お子さんにもきっと良い刺激となっていることでしょう。

お子さんにも意見を聴いてみると面白いですね。お父さんの意見、お母さんの意見、お子さんの意見…、視点が変わればいかに異なる意見がでてくるか、話してみると新しい発見がありそうです。
「みんな違ってみんないい」という文脈を肌で感じるよい機会になるかと思います。

子どもも親も皆が自分の意見を持っていて、お互いに他者の意見を尊重しあえる家庭、皆がWinで繋がれる家庭こそ、気持ちがラクになる家庭と思います。

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