言葉の力を感じて藻掻く今日この頃

言葉は力だ、権力だ。

言葉は強い
言葉は痛い
言葉は世界の
なにより武器になる。

骨を砕く拳銃よりも
肉を抉る短剣よりも
喉を灼きつける毒薬よりも
血を流血させる猛獣よりも

言葉は鋭く心を貪る。

さも簡単に。

言葉の最もたる恐怖
それは、

相手の意図とする本質
の得体が知れないこと。

大好きも
大嫌いも
死んでしまえも
生きてほしいも

なにもかも

言葉では成り立つけれども。

実際のところは
分からない。

意図としないのに
吐き出された言葉
の虚しさは
きっと計り知れない。

考えるだけで
胸が痛い。

言葉はふいに踊りだす。
たったひとりきりで。

テクテクと。

言葉は人を離れると、
我に帰り孤独を好んだ。

人から離れた言葉は

感情を失くし、

鋭利に人を刻みこむ。

何度も
何度も
その人の
耳に、
頭に、
心に、
ねっとりと纏わりつく。
纏わりついて離れない。
やっと
やっと
離れたと思うと
すぐにまた囁いてくる。

『 あなたなんて、
ダイキライ。
あはたなんて、
イラナイ。 』

そして

容赦なく切り刻む。

幾千マイルも
ミサイルを飛ばして
幾千万人の命を焼き払う。

言葉は強い。

この世のあらゆる武器よりも。

だから

私たちは言葉を正確に
学ばなくてはならない。

武器の使い方を知らずして
それらを振り回すのは危険だ。

言葉は安全なものじゃない。

言葉を失ったら
人類は絶滅するかもしれない。
知能こそが人類の進化であり、
繁栄であり、継続だから。

言葉を失ったら
きっと人類は衰退する。

だって

人間は他の
どの動物よりも
弱いから。

私もまたに勘違いしてしまう。

けど、

忘れないでと言い聞かす。

人間が強くいられるのは
ありとあらゆる言葉のおかげ。

偉大な言葉よ！
温厚な言葉よ！
鋭利な言葉よ！
孤独の言葉よ！

そして

創造の言葉よ！

どうか私に力を貸してください。

今日も明日も明後日も、
私は言葉を愛して
物語を綴ることを約束します。

それから
あらゆる記事も。

そして
喜怒哀楽の日記も。

さらに
想いを包んだ手紙も。

どんなところだろうと、
私は言葉の偉大さを
忘れたくない。

「ありがとう」

このひと言葉が何より好き。

言葉がなければ通じない
わけではないけれど。

だけど言葉があれば
いつでも
どこでも
伝えることができる。

なんて
素敵なことなのだろう！

"みんな
　　　いつも
　　　　　ありがとう"