今、流行りのマイクロブタに会いにいく
「これって漢字にしたほうがいいと思いますか? それとも、ひらがなのほうがいい?」
そう尋ねられ、約5分のあいだ真剣に悩んだ猫目です。みなさま。こんばんは。やはり言語の表記はむずかしい部分がありますよね。
漢字にするか、カナにするか。
それらは表現するべき媒体や、意図的要因の有無(インパクトを表現など)、文体によっても左右されます。
たとえば
問題となるコトバの前後の文が硬く(漢字が多いなど)加えて読点(、)が入れられないとなると、やはり、カナにしたほうがよいかなと思うわけです。
しかし同時に、それが幼児向けの媒体(たとえば絵本)であったなら、ほぼ間違いなくカナを選びます。
このようにすべての言語や文の繋がりには「読みやすいか否か」のほかに「そこに込められた想いや表現」が関与してきます。
なので
毎回、めちゃくちゃ悩みます!
悩みといえば
最近、高校時代の友人がマイクロブタにハマっていて「マイクロブタが可愛いすぎて飼うかどうか迷う!」と事あるごと頭を抱えていたました。
そんなわけで
ついに行ってまいりました。
マイクロブタがいるカフェ『pignic cafe』です。
当日、猫目と友人は車で東京あきる野市へ向かいました。到着したのは、お昼を食べたあとだったので午後の2時くらいでしょうか。東京といっても都心から約50キロはあるんですね。
緑にかこまれたその施設はまさに森のカフェ。緑の割合が多く、心なしか空気も澄んでいるように感じられました。3,4台ほど停められるであろう駐車場に車を停め、友人とカフェの中へ。
ブタさんといったら気になるのがニオイ。どうぶつ大好き猫目は、これまで感度か牧場にてブタさんにお会いしてきました。
かれらは皆、ここにいるマイクロブタと同じつぶらな瞳をしています。毛は硬く、こちらの期待通り「ブヒブビ」鳴いてくれます。
そして
もちろんニオイはあります。それがブタのからだから発せられているものなのか、それとも、環境によるものなのか定かではありませんが。とにかくそれなりのニオイが周囲に立ちこめていたことはたしかです。
そして、現在。
とくに気になるニオイはありません。ほとんど無臭に近いのは、屋外だからでしょうか(牧場の子も屋外でした)?
「いい感じの外観だね」
と
風景をスマホのカメラに収める猫目の隣に笑いかけると・・・そこに友人の姿はありませんでした。
太陽に目を細め(なんだかひどく眩しかった)、前を見れば、彼女はすでテラス内にあるカウンターへと移動していました。
行動、早っ!
普段、なにかにつけてマイペースな彼女が今や声をあげて「すいませーんスタッフを呼んでいる。
ええ。瞬間移動でも覚えたのかな。
猫目が彼女のとなりに立ったとき、カウンターにはすでにスタッフさんの姿がありました。
そして
スタッフさんはいいます。
「ご予約はされていますか?」
ご予約・・・ですか。
猫目は隣の友人をなにと無しに見つめます。むろん、友人の目はただ一方向しかとらえていません。つまり、すぐ近くで戯れているマイクロブタしか眼中にない。
「すみません」
出直す覚悟を決めた猫目は、ひとまず謝罪。
「予約、取ってないんです」
「そうだったのですね。少々お待ちください」
背中を向けてなにやらファイルをチェックするスタッフさんと、隣の友人そして、その肩越しに見える桃色の物体に目を走らせること数分。
「大丈夫です。今の時間、混みあっていないので中へお入りいただけます」
その声が先ほどよりもワントーン高く聴こえたのは気のせいでしょうか。とにかく猫目と友人は無事にマイクロブタカフェ『pignic cafe』へ踏みこむことができたのです。
一歩、踏みこんだその先に迎えていたのは例の桃色ブタ。
あー・・・・これはたしかに可愛すぎる。
それでは!
いざ、室内へ!
ワンドリンク制とのことなので、飲みものを注文!
とはいえ、飲みものは一口のんでそれきり(もちろんとてもおいしかったです)
2人してマイクロブタに夢中です。
本当なら、もっとシャッターを切るべきだったのですが、なにしろ目の前の物事しか見えていない脳内桃色のマイクロピッグで埋めつくされた2人です。
写真よりも、実物。
どちらも引けを取らず、一心不乱にマイクロブタを愛で、心身ともに癒されました。
とはいえ
『pignic cafe』は時間制です。時間は刻一刻と進んでいき、ついにあと20分を切った! というところで2人そろって外へ!
テラスにはたくさんのマイクロブタたち・・・
・・・ってあれ?
室内のマイクロブタよりカラダが大きい気がする。
「この子たちは生後6か月を超えていて、お部屋にいる子たちは生後2,3か月の子たちなんです」
と、満面の笑みでスタッフさん。
そうなのか。マイクロブタはやっぱり大きくなるんだなぁと、なぜか安心した猫目です。とはいってもやはり標準サイズよりは幾分ちいさい。
幾分どころかけっこうちいさい印象を受けます。そして、それ以上に顕著なのが個体差です。
ほんとうにちいさな子もいれば、ミニブタサイズに近い子もいます。そもそも「マイクロブタ」や「ミニブタ」といった品種は存在しません。マイクロブタは、ミニブタをさらに小型にしたブタさんのことです。
いいですね。個体差。
好きです、個体差。
ありますよ。
そりゃあね。
個体によってそれぞれなのはあたり前。大きさだけじゃない。性格だってそれぞれなんだから・・・と突然、飼いハムを思い出す。
しっぽを振るイヌブタ
静止画なのでわかりづらいんですが、じつは今、マイクロブタさんたちはおやつをもらっているところです。
みなさん、すこぶるゴキゲンです。
猫「へえ。機嫌がよさそうだね」
友「しっぽ振ってるもんね」
猫「しっぽは関係ないんじゃない(いや、でも山羊もうれしいとしっぽ振るもんな)」
友「犬だからね」
猫「いや、ブタだけど」
友「だけどネットに書いてあったよ。ブタは犬だって」
猫「・・・(なんかすっごい端折って伝えてないか、その情報)」
友「犬みたいにお手とかするし、犬みたいにしっぽ振るんだって」
猫「・・・(なるほど。それはたしかに犬だ)」
友「そうですよね? ブタって犬なんですよね?」
猫「・・・(いや、ちょっと急に店員さんに絡まないでもらえます?)」
清掃用具を片手に、笑うスタッフさん。
「そうなんですよ! ブタさんってワンちゃんみたいな部分が多いんです。今みたいに機嫌がいいとしっぽ振ったりしてくれて」
猫「そうなんですね(おお、当たってた)」
友人「やっぱりそうですよね、そもそも、犬ってブタっぽいですもんね」
猫「・・・(さすがに犬とブタが混沌しすぎではないか)」
こんな友人(あとで怒られそう)にもスタッフさんは嫌な顔ひとつせずにいろいろなことを教えてくれました。聞くところによるとこちらの『pignic cafe』ではカフェだけでなく、マイクロブタの生態販売や里親もおこなっているのだとか(2023年時点)。
意外だったマイクロブタの習性
これはけっこう驚愕だったといいますか、油断していたといいますか(イメージって怖いなってあらためて知ったよね)マイクロブタさんってちゃんとトイレを覚えるんですね。
やっぱ、犬みたいやないかーい
と心のなかで叫んだ瞬間でした。
スタッフさんに訊いたところ、ブタは基本的にきれい好きらしい。そして、ここにいる子(お店の子たち)はしっかりトイレを覚えてくれているそうです。
へえ。
知らなかった。どこでもいいっていうものではないのですね。そういえば、ブタって知能高かったですよね。たしか犬より高いかった記憶があります。
『pignic cafe』のロゴ
それにしても『pignic cafe』のロゴ、かわいすぎませんか?
そんなわけで
ついつい買ってしまいました。缶バッチ。165円です。さっそくリュックサックにつけさせていただいております。
それでは本日はマイクロブタがいるカフェ『pignic cafe』へ行ってみました、という感想でした!
みなさま。
最後まで目をとおしてくださりありがとうございます。
少しでも興味をお持ちいただけたら
そして
たのしんでいただけましたら幸いです。