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セゾン共創日本ファンド運用報告会開催レポート


10月5日(土)セゾン共創日本ファンド第3期運用報告会は、しとしと降る秋雨と共にスタートしました。雨の中、会場へお越しいただいたお客さま、ありがとうございました。オンラインでも100名近くの方にご参加いただきました。昨年に比べオンライン参加の方が増えたのは時流でしょうか。リアルとオンライン、ハイブリッド形式で全国に向けて同時にお届けする仕組みが広く浸透しつつあり、当社としても嬉しく思っています。

今回の運用報告会は地元池袋、サンシャイシティ ワールドインポートマートビルで開催しました。サンシャインシティは当社が入っているサンシャイン60ビルや文化会館、プリンスホテルなどもある大型商業施設です。
今回の会場であるワールドインポートマートビルは水族館やプラネタリウムが入っており、休日はファミリーやご友人同士で賑わいます。

お客さまをスムーズに会場へご案内するためサンシャインシティの館内4箇所でスタッフが道案内をしておりました。お役に立てましたでしょうか?
道案内と会場お出迎え

9時40分からの開場でしたが、9時半には早くもお客さまが到着されました。当社のイベントでは早めにお越しになられるお客さまも多く、楽しみにしていただいていることが伝わりスタッフも嬉しい限りです。

当日の配布資料

では、ここからは運用報告会についてレポートします。

司会進行はダイレクトサービス部前川が担当

代表挨拶

最初は代表園部から皆さまへご挨拶。
ご来場、ご参加いただいた御礼と、セゾン共創日本ファンドにかける想いをお伝えしました。

第3期は途中でポートフォリオマネージャーが交代するなどお客さまへ不安を生じさせてしまったお詫びとともに、ファンドの哲学と運用方針は変わっていないこと、5月より着任した岩下ポートフォリオマネージャーのもとでしっかりと運用が続いていくこともお約束いたしました。

動画はこちらから

セゾン投信としての運用体制と哲学

続いて、運用担当の執行役員である瀬下よりセゾン投信としての運用体制と哲学について説明いたしました。セゾン投信の3つのファンドがすべて同じ哲学のもとで、お客さまの長期投資に資するために運用されていることを改めてお伝えいたしました。

動画はこちらから

セゾン投信全体としてのお話が終わったら、いよいよセゾン共創日本ファンドの運用報告です。

運用報告とファンドの運用方針

岩下ポートフォリオマネージャーは緊張した面持ちで登壇

*資料は下記よりご確認いただけます。
https://www.saison-am.co.jp/pdf/learn/movie/report/japan3/report.pdf

第3期は2023年6月13日から2024年6月10日が対象期間でした。

まずは日本の市場全体の動きが説明されました。全体的に右肩上がりの期間でしたが、大型株が優位で小型株のパフォーマンスが振るわず、
特に東証グロース250指数はマイナスになりました。

10年国債は0.4%台から1%超えへ、為替(ドル/円)は140円から157円へ変化した1年でした。(資料2~8ページ)
続いてセゾン共創日本ファンドとTOPIX(配当込み)の比較、1年間のパフォーマンスに寄与した主な銘柄など、第3期を振り返ったの説明などが行われました。
(資料9~14ページ)

続いてセゾン共創日本ファンドの運用方針についてお話いたしました。
改めて基本方針や運用方針に変更がないことに加え、企業の成長と株価をどのように捉えているか、運用において重視していることなどが力強く伝えられます。(資料PDF15~29ページ)

動画はこちらから

最後はセゾン投信の運用報告会では恒例の質疑応答タイムです。いくつかご紹介いたします。

お客さまからのご質問

ご質問①

投資先企業との対話内容を毎月のニュースレターなどで開示することは、機密情報ゆえに全く不可なのでしょうか?
各企業と出資者の間に立ち、出資者の考えも企業に届けるという役目において、個別企業の事業に関する知見を共有し、意見を吸い上げることはできているでしょうか?

(回答:岩下)
投資先および調査先企業とは公開情報をもとに取材と対話を随時行っておりますが、当ファンドはエンゲージメントの結果は企業からの能動的アクションとして世に出ることが望ましいと考えているため、対話の内容を毎月のニュースレターなどで開示することは控えさせていただきます。

また、今後もこのような運用報告会等で、投資先企業につきましても受益者の皆さまにその企業をなぜ保有しているのか、その企業のどういった活動が社会を“共創”しているのかなどについてわかりやすくお伝えし、受益者の皆さまと投資先企業の橋渡しができるように、ひいては受益者の皆さまに投資先企業を応援してもらえるように努めていきます。

もちろん、この運用報告会のような場を通じて、みなさまからいただいたご意見を企業との対話に反映することがございます。

ご質問②

銘柄の入れ替えについて、株価が収益力を反映するまで、長期で忍耐強く投資を行うという方針の変更でしょうか、それとも対話ができない企業、超過収益力を失った企業と判断されたのでしょうか。入れ替え理由を教えてください。

(回答:岩下)
銘柄入れ替えにつきましては、前任のファンドマネージャーからは確信度とより長期的にパフォーマンスが期待できるからとの判断に基づき、銘柄入替えをおこなったとの引継ぎを受けております。
これは前々任も同様でして、あくまでその当時のポートフォリオマネージャーの、投資方針の解釈と銘柄分析による投資判断であり、「株価が収益力を反映するまで、長期で忍耐強く投資を行う」という方針の変更によるものではありません。

また私が引継ぎを受けたのちは、「長期の積み立て投資に資するためのファンド」というセゾン投信の哲学にのっとった運用のため、低流動性・高ボラティリティのマイクロキャップの銘柄群を売却し、先ほど明確にお示しした基準にのっとった銘柄群に入れ替えを行ったものです。対話ができないからという理由で入れ替えたのではございません。

(回答:園部)
企業によってはIRの方針として機関投資家からの個別インタビューは受けないところもありますが、だからといって投資対象から外すということもありません。

お客さまの声

ご参加いただいたお客さまよりアンケートも多くいただきました。一部ご紹介します。

初めて生の運用報告会に参加させて頂きました。開催の曜日と時間帯ですが、土曜日の午前中は自分にとってベストな時間帯です。1時間半で終わるのもちょうどいいボリュームだと思います。新しい体制や運用方針の話をじっくり詳しく聞けて良かったです。
主要メンバーの方や従業員の方と会えて貴重な機会でした。

岩下さんのお話を聞いて、ブレない投資方針であることが、とても伝わってきました。これからも、よろしくお願いいたします。

当社のセミナーや運用報告会ではこのようにアンケートまで丁寧にお答えいただけるお客さまが多いので、社員一同いつも感謝しております。

90分ノンストップでの運用報告会は11時半に閉会となりました。閉会のアナウンスにあったように、12時までは個別の質問タイムを実施。閉会後も質問ができるということで、登壇者に質問されているお客さまもいらっしゃいました。

ポートフォリオマネージャーの交代があった第3期運用報告会は、改めてセゾン投信の運用哲学をお伝えするとともにセゾン共創日本ファンドの運用方針をご確認いただくことに注力した会となりました。

また、毎月の“月刊セゾン号”でもセゾン共創日本ファンドに関する月次の報告を充実させてまいります。そちらもどうぞご覧ください。

セゾン共創日本ファンドとは?

ファンドビジュアルは“弓使い!”「日本企業の将来の価値を共に創る」

セゾン共創日本ファンドはセゾン投信3本目のファンドとして2022年に設定されたファンドです。どんなファンドか詳しく知りたい方はホームページからご確認ください。NISA成長投資枠の対象ファンドです。

■ファンドの特色
□“将来”の価値を重視
□“長期成長”をプロが見極める
□企業と共に成長を目指す

運用報告会の動画(合計約50分)
 ・代表挨拶:代表取締役社長 園部鷹博(約9分)
 ・セゾン投信の運用哲学と運用体制:運用担当執行役員 瀬下哲雄(約10分)
 ・セゾン共創日本ファンド第3期運用報告とファンドの運用方針:ポートフォリオマネージャー 岩下理人(約30分)

運用報告会の資料 
https://www.saison-am.co.jp/pdf/learn/movie/report/japan3/report.pdf

【月刊セゾン号】
Youtubeで毎月第5営業日に月次の運用報告動画を配信しています。

ご留意事項はこちらからご確認ください。