Avenue sakura (Nagoya,Japan)#1
Hello, I'm sakura
今日から
“Avenue sakura”
という題材で実際に行ったイベントやパーティーの感想、制作に携わってくれたクリエイターや、自分が出会った人達の紹介など。色々書いていこうと思います。
この写真は実家の二階ベランダの前に敷いてあって足裏マットの刺繍。色合いとフレーズがちょうど良かったので、座右の銘的な感じで行きます。
“Avenue” 『Streetと交差する通り、都市計画の成り立ちとしてStreet同士を繋ぐ道路として位置付けられている。ストリートに比べると大きな通りが多い。』(wikipediaより参照)
題材の候補はいくつかあったのだが、書いていきたいテーマとイメージが最も近いのがこの言葉だった。
ここでは“Avenue sakura”を『sakuraが靴底を削って歩いた場所(日本国内)』と定義する
ニュアンスが難しいけれど、CLUBやLIVE HOUSEなどのイベント会場だけに留まらず、店舗だったり飲食店だったり、その場所にsakuraが居たという事実を書き残していく事が最大のテーマです。
自分で記事を書くのは初の試みなので不安ではあるけれど、なるべく読みやすい文章でまとめていこうと思います。多くの人に読んでもらえるといいな。
第1回の今回は
・2020年1月4日戦極東海獏丸祭2 新春3on3 at 名古屋今池 BottomLine
・2021年7月17日 悪役現象 ALL-OUT. at 名古屋栄住吉 CLUB YABAI
この二つのイベントの感想について書いていく。
戦極東海獏丸祭2 新春3on3
2019年秋頃の事、以前からトラックの提供やイベントの出演などでお世話になっていた獏丸氏から一本の連絡が届いた
獏丸氏『1月4日、東海獏丸祭2、3on3 ボトムライン、選抜8チーム』
sakura『!?』
獏丸氏『東海愛知名古屋の若手枠でTEAM Villain's 』
sakura『!?!?』
はっきりと覚えてないけれど、こんな感じだったと思う
bookingを頂いた日から急ピーチで色々進めて行った。何せ、名古屋出身のラッパーとしてボトムラインに立つわけだ。二度三度回って来ない大チャンス、ボロ負けだったとしても手ぶらで帰れるわけがない。
2019年12月1日 天道虫-Single配信
このイベントに出るにあたって最も避けたかったのは当日見に来たお客さん達にMCバトルのラッパーという印象がついてしまう事だった。なのでなんとしても1月4日までに一曲、出来る限りバトルビートの雰囲気と違うトラックで曲を配信しようと考えた。
2020年1月5日 fellows / 音風feat.sakura-Lyric Video 公開
翌日にYouTubeで楽曲を公開した。YouTubeでバトルの動画を見られるよりも、とにかく音源を聞いて欲しかったからである。Lyric Videoは自分で製作したのだけれど難しかった。
2020年1月7日 Primanocta prod.獏丸 / Unknown Playlist MV公開
以前から計画していたMVを公開。Village Vanguard 本店やAlpha Plus星ヶ丘店などにも協力していただいた。真冬のパーカー、無茶苦茶寒い中で撮影を決行。
デートしてた女性をを友達が奪うという内容のMV。(タイラに罪はない)
当然ノンフィクションだ。当たり前である。
同じような状況は現実で何度も経験しているので今更なんとも思ってないけれど、このMVを公開してから明らかにそれ目当てで近づいてくる男性は見抜けるようになった。知る人ぞ知る怖い動画となってる。
当日までにこの3曲を仕上げた。とにかくいろんな人と連絡をとって走り回っていたのを覚えてる。クオリティーや内容より、これを作るまでのプロセスや自分の住んでる街,HIPHOP,音楽と真面目に向き合った姿勢を感じ取って欲しい所存です。
イベントまでの数ヶ月間、緊張と興奮と恐怖で毎日ペースで腹痛に襲われていた。出演者が発表され、相手が全チーム格上であることを確認。周囲は応援の言葉をたくさんくれたけれど、出来る事ならすぐ逃げ出したいくらい、本当に苦しかった。
そして迎えた当日
朝からタイラが事故った(笑)
出発直後、車に跳ねられたと連絡があった。一瞬大騒ぎしそうだったけれど幸いにも怪我してなかった。良かった。
現地に集合してからOPENまでの間、タイラ待ちの時間で彩と二人でラーメンを食べに行った。
ボトムラインの裏、ラーメン鞍。一心不乱に無言で麺を啜った
食事を終えて会場に戻ると外には超楽の列。フロアに入るとすでに熱気で高まっていた。ざっと見た感じ200~300人、最終的に500人ほどの人が集まっていた。(詳しい動員数は伺ってないので大体の人数である。)
トーナメントはくじで決まることに。事故ってきたばかりのタイラがくじを引いたところまでおぼえている、その先のことはあまり記憶にない。
バトル、この日最大の仕事だ。
出る順番は事前に三人で相談して行った、自分は一番手で出ることに。
3人の中では、割と大舞台慣れしてる自分が一番手で出て、後ろの二人に会場の空気感を確認してもらい、温まってきたところを任せる作戦で行くことにした。
後日、YouTubeの方で動画化して頂いた。サムネイルを作ったのは戦極MCBattleのサムネイル、フライヤーデザインを担当していたDROUP君 直接の面識は無いけれど、これがきっかけでSingleのジャケットのデザイン頼んだ。
慣れてないお願いだったと思うけれど、何通りかデザインの種類を提案してくれるなど、めちゃくちゃ丁寧に対応してくれた。これからもジャケットやフライヤー製作等でデザインを頼もうと思ってる!
正直なところ、毎度バトルステージ上でのことはほとんど覚えていない。緊張もあるけれど、集中しているからだと思う。後から赤面で動画を見返して
「うわー、こいつヤベーこと言ってんじゃん(他人事)」
ってなるのがいつものパターンである。
結果は3タテ。誰がどう見ても下馬評通りのボロ負けである。悔しかった。
バトルが終わった後は3階の演者控え室で他のバトル,LIVE,DJタイムを見ていた。
これから東海が大きく変わりそうだな、みたいなのをなんとなく感じながら見ていた。この日の少し前に知り合った北海道のしろくまさん、ZトNくんと少し話をしてめちゃくちゃ楽しかった。
何はともあれ、ボトムラインという場所に18歳で立ったこと、画面越しに見ていた方々と実際に顔を合わせて話すことができたこと、全て含めて楽しい日だった。
余談だけれど先日、KING OF KINGS 2021 愛知県代表の発表があった。今回は予選や選抜ではなくTwitterでフリースタイルの動画を応募し、推薦で選ばれるという形だった。
自分も猫の動画で応募した。ふざけてるわけではない。選ぶ側の方々も自分がフリースタイルバトルができることは知っているし、実際に選ばれたらカマしに行くつもりで準備していた。
選ばれたのは、タイラ。
これに関して全く文句ない、というより、一緒にラップしてきた友達が選ばれて悔しい反面すごく嬉しい。形はどうあれ愛知県の代表であることに変わりないわけだから、胸はって戦ってきて欲しい。
MCバトルに関して、今後出る機会は減ると思う。リスクが大きいし批判の声もたくさん付き纏う興行だと思ってる。この先どのように広がっていくかわからないけれど、しばらくは作る方に力を入れていきたい。
悪役現象 ALL-OUT
2020年10月10日 悪役現象ALL-IN at 今池GROW
YouTubeにて完全無料配信LIVE 自分の元にも出演の依頼が届いた。
しかし、残念なことに事前に依頼されていたイベント
『SUNSET NAGOYA』と日付が被ってしまい、その時は苦渋の決断でお断りさせていただいた。お金やステージの大きさなど、単純な損得勘定で動いているのであれば悪役現象ALL-INを選んでいたと思う。
それでもSUNSET NAGOYAを選んだのは、コロナでイベントの開催が困難な時期だった中、初開催のイベントを祝おうという気持ちが勝ったからである。
2020年春、獏丸氏から連絡が届いた。
『悪役現象ALL-OUT at CLUB YABAI 入場無料開催』
入場無料でイベントを開催するという話は事前に少し聞いていたけれど、場所を知ったのはその時が初だった。電話越しで、一度考えて折り返し連絡しますと伝えた気がする。
出演依頼を一度考えたのには理由がある、自分は16歳から居酒屋でアルバイトしている。栄の住吉(CLUB YABAIがあるエリア)には17歳の頃からバイトや、遊びに行ったりなど、CLUB YABAIが改装前、CLUB O という場所だった時から毎日のように通っていた道である。
YABAIに出るとなると、同じバイト先の友達に迷惑かかってしまったりしないか(半ば余計な)心配をしてた。そのため、一度しっかり考えてから出演の意思があることを伝えた。
悪役現象ALL-OUT 注目が集まったのはビートボックスの『SARUKANI』
口からスゲー音出てた(褒め言葉)
ビートボックスに乗ってMCバトルを行ったりなど、新鮮でとても良かった。
あとはタトゥーをその場で入れたりすることもできた。斬新。
MCバトルは一般エントリーで行われた。自分は今回見ているだけだったけれど、めっちゃ熱かった。写真ではわかりづらいけれど、お客さんは100〜150人くらい入ってた。距離感めっちゃ近い。悪役現象の入場無料はおそらく2019年末以来だったと思う。
今回のLIVEは、この日の為だけに曲を作って行った。ライブの時だけニット帽を被った。なんとなく。当日までにセトリなど入念に確認して行った、入場無料でこの規模のイベント、一生に一度のこの日、見てない人を後悔させるくらいの勢いで臨んだ。
こんなかんじです
いかがだったでしょうか?読みづらい部分などあったと思うけれど自分なりに頑張ってまとめて書きました。このように文章で書いて残しているのは自分自身、心からHIPHOP,Street文化が大好きだし、これからも追求していきたいと思っていることの現れであると同時に、楽しかった思い出などを忘れないように残しておく意味も込めて、日記みたいな感じで書いていこうと思います。
暖かい目で読んでいただければ幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
サクラ
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