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冠白 Kanpaku

登録年:平成8年
葉形:卵形、表面は平坦
葉肉の厚い毛葉
葉色:鉄色
斑芸:蝶(中・浅緑)、谷(太・白緑)、玉(中・若緑・淡)
   髭(白緑)、霰斑(浅緑)、胡麻斑(浅緑)、切り斑(薄緑)
   流れ斑(薄緑)、洩れ斑(浅緑)
特記:髭は必ずある
   玉が谷を覆い隠すほど巨大化&濃くなった上芸状態の株が玉龍である
斑芸変化:年によって立派な髭になることがある
青軸素心
襟合わせ:深い


芸の変化

「髭の変化」

基本スタイル。髭は左右一対
左右の髭がYの字に変化(段髭に近い状態)
髭が発展して亀甲状に近い状態
亀甲やそれに近い状態になることはまれだが、Yの字くらいならよく変化する

「玉の変化」

冠白で一番重要な変化は玉の変化。薄い、あまり存在感の無い玉は、株が充実すると谷を覆い隠すほどの濃く巨大な玉に変化し、玉龍と名前が変わる

違う芸の似た品種
「蝶・谷・玉・斑」

おかめ
たまに髭が出る時があるが基本は髭無し

「蝶・谷・玉・髭」

白神竜
二重蝶と段髭、極薄い玉が冠白との違い
さらに白神竜は蝶だけ他の芸と色が違う

「蝶・谷・髭・斑」

天平殿
冠白との大きな違いは玉の有無
他の芸が似たとしても玉の有無で必ず見分けられる

「蝶・谷・玉」

お多福
大きな蝶(二重蝶になることも)と大きな玉が冠白との違い
ただし、両方とも大きさは変化することがある
襟合わせは冠白の方が良い
斑が僅かに入ることもあるが冴えない
髭は入らない(入っても葉脈髭程度)
玉冠
二重蝶になることもある大きな蝶、大きな玉、深い襟合わせ、葉形は円形が基本
こちらもわずかな胡麻斑程度はあり、髭は入らない

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