済生会新潟県央基幹病院、公式note開始!
はじめまして。
済生会新潟県央基幹病院の広報担当です。
まずは当院の紹介として、「済生会新潟県央基幹病院ってどんな病院?」からお話しします。
済生会新潟県央基幹病院とは?
現在、新潟県の県央地域の三条市に建設中で400床の急性期病院(救急医療、専門医療を担当し、重篤な患者の症状を安定させ、回復に向けた治療を提供する病院)です。
なぜ新しい病院を建設したのか?
今回、新しい病院を作ったのには理由があります。
そのためには、まず今の県央地域の医療の現状をお話ししたいと思います。
新潟県の中央にある三条市・燕市・加茂市・田上町・弥彦村は「県央医療圏」で、ここには中小規模の病院がたくさんあります。
しかし、中小規模の病院であるがゆえに、病院に医師をはじめとする医療スタッフが分散し、それぞれの病院のベッド数(病床数)に対して、医療スタッフの数が不足する状況にもなってしまいます。
その結果、重症や高度な医療が必要な患者さんの受入体制の維持が困難に。加えて、救急車の受け入れも困難となっています。
実際に県央医療圏では、年間約8,000件の救急件数のうち、約25%が圏域外に搬送されています。
また、高齢者に関わる問題があります。2025年には、団塊の世代が75歳以上に。県央医療圏では、約4人に1人ほどが75歳以上になります。
高齢者の数が増えるとともに、高齢者に関わる医療や介護のニーズが高まります。一方、少子化の影響もあり、医療・介護を担う若年層は少なくなっていくでしょう。
今後も増えていく高齢者の医療や介護のニーズ、一方で医療スタッフの担い手の不足。それらに効率よく対応するため「地域全体で専門的な手術や救急に対応する病院」と「日常の身近な外来や入院を中心に対応する病院」とに機能に応じた役割分担する必要があります。
済生会新潟県央基幹病院は「地域で高度な医療を支える柱となる病院」として救急医療(ER救急)、高度・専門的な手術・専門医療を提供する病院として、その役割を果たしていきます。
県央医療圏には、現在もそれぞれ役割を持った医療・福祉サービスがあります。
今後は、病院、診療所、介護・福祉関連施設、行政、それぞれが役割分担し、密な連携と協力し、さらには、隣接する医療圏の病院と連携を取っていきます。このような医療再編を進めることで、患者さんに安心と安全の医療を提供し、社会復帰へとつなげていきたいと考えております。
このように地域全体で協力し、県央医療圏の医療を守っていく取り組みを広く皆さまに知っていただきたいと思っています。
2024年3月1日の開院に向けて、スタッフみんなで新しい病院の準備しているところです。
noteをはじめる理由
地域の皆さまには、住みなれた場所で自分らしい生活を続けてもらいたいと思います。
済生会新潟県央基幹病院は、このnoteを通じて、皆さまの暮らしと健康を豊かにできるような情報を発信していきたいと思います。
これからnoteで発信していくこと
「地域のみなさんに住みなれた場所で自分らしい生活を続けてもらいたい」
そんな想いをもとに働くスタッフとその仕事内容をできるかぎり、内部のリアルな視点でお伝えしようと思います。
そのために、まずはこのような企画を考えています。
他にも、県央地域の魅力や穴場情報も発信していけたら、と思っています。
済生会新潟県央基幹病院のnote を、これからもよろしくお願いします。