からだの「表面」で感じるか、 「中」で感じるか。
「腹がたつ」 「頭にくる」 「むかつく」
これらはどれも怒りの表現のひとつ。
ではそれぞれ、からだのどこでどんな風に怒ってると感じますか?
先日たまたま出会った本「からだことば」が興味深くて。
日本は身体文化と言われ、身体の部位が言葉の表現としてよく用いられているということは周知のことだと思います。
「手当て」「目頭が熱くなる」「腹をすえる」「耳が痛い」「胸をなでおろす」などなどあげればキリがないけれど
これらの言葉が用いられるようになった経緯は、なんとなくのイメージではなくて
実際にその身体の部位でリアルに感じる感覚だったからだと思うのです。
だけど近年どんどんこの「からだ表現」が失われていっている。
冒頭であげた怒りの表現も、ちょうど私達が学生時代くらいから
「むかつく」という表現が流行り?はじめ、親から怒られたものです。
ただの表現の違いじゃないの?と思う人もいるかもですが
確かに「腹が立つ」と感じる時と、「頭にくる」と思う時と、「むかつく」という時と。なにかが違う。
それは
からだの「中」に入れているか、 入れてないか。
わたしの感覚で書くと
「腹がたつ」「頭にくる」は、きっかけは外にあろうが、起こった感覚を身体の内側で、自分の感覚として受け止め、感じ、味わっている。
だけど「むかつく」は外側から怒りがやってきて、受け止めたくない、弾き返したい。吐き出したい。だから表面だけで突っぱねるような感じ。
もうひとつ、面白い話がありました。
「肌感覚」と「皮感覚」
肌と皮膚は英語で言うとskin。欧米の人たちにとっては皮も肌も同じ。
だえど日本人の感覚は違いませんか?
「スキンケア」は「お肌のお手入れ」。決して「お皮のお手入れ」ではない。
皮:化けの皮を剥ぐ・面の皮が厚い・ひと皮剥ける・・・
肌:肌が合う・ひと肌脱ぐ・肌になじむ・・・
そう!その感覚!!!
からだの「表面」で感じるか からだの「中」で感じるか
どっちも感じてるといえば感じているの。
だけど感じる深さがグッと変わるんだ。
日々manakiで静かに自分の身体感覚に意識を向ける。
分かりやすく最初に感じるのは手のひらの表面なのだけど
手のひらの表面を意識するだけでなく、その「なか」内側を意識すると
グッと受け取る感覚は深くなるし。
相手の「奥」とつながれる。
からだの「中」で感じると
怒りも不安も痛みも 感じないように表面で突っぱねてたときよりもフラットに味わえる。安心して不安でいさせてあげられる不思議な感覚になる。
そして喜びや感謝や豊かさ、わたしが本当に味わいたい感覚も
表面で受け取るだけじゃない、からだの中に取り込んで味わって噛み締めていくと
もっともっとつながりや奥深さを味わいつくせるんだと。
どんな感覚も「中」で味わうようにしていると
感覚に良いも悪いもないということが腑に落ちてくる。
その中で、今どんな感覚を味わいたい?
今月の【感覚マニア】実験研究会のテーマは
『感覚のさきどり・体感セット』です。
Vol.1でも大好評だった、ほしい「感覚」を先に身体に味あわせてあげること。
安心がほしいなら「安心」の感覚を。
何かを手放したいのなら「手放す」感覚を。
素敵なあの人がかんじている「感覚」はどんな感覚?
イメージだけでなく、体感でリアルに味わうことでからだの周波数が変わる。
そしたら目の前の世界はどう見える?
最近は毎朝体感セットして一日をはじめるように実験してます。
そしたらいろいろとタイミングは合うし、多少の問題と呼ばれるようなことがあってもなんかニヤニヤしながら日々を送っている。
manakiで感覚をひらき、受け取る器を深めたら
実際にみなさんのほしい感覚を動画なども使いながら実験し掘り下げていきます♪
側(がわ)じゃなくて「なか」で味わっていくよ〜!
おさらいもしますのでVol.1出ていなくても大丈夫!
録画参加もOKです。(今回は後日販売はありませんので、録画希望の方も事前にお申し込みください。)
5/25 13時〜
お申し込みはこちらから。
https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/20216
面白い!と感じたり、何かのヒントになったと思われましたら ぜひ支援をお願いします\(^o^)/