オープンスクール
7月って、こんなに暑かったっけ?
梅雨が明けた途端、外気温35度を超える猛暑日が続く。
この時期、熱中症患者さんが多く搬送されてくる。
真夏の頃より、今時期が多い。急に暑くなり、暑さに身体が慣れていないからだ。
老若男女関係ない。
どうぞ皆様、油断せずお気をつけください。
出勤すると息つく暇もなく汗ダクで対応して、外が暗くなる頃、軽い頭痛を起こし「あー、コレ、自分が熱中症だ…」と気付く。それで経口補水液1リットルを一気飲み…ダメダメですね、私。
早目に水分摂取すればいいのだが、水分とりに行く時間が惜しい。スクラブのポケットに塩分ダブレットを入れているけれど、口にしたためしがない…ますますダメですね。
どうぞ皆様はこまめな水分・塩分補給を。
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今年4月から国立高専生(高校生)になった長男。
学校が楽しくて仕方がないらしい。
どんな学校なんだろう?
6月下旬。時間ができたので、中2の次男とオープンキャンパスへ出掛けた。
昨年秋、長男はダンナとオープンキャンパスへ行っていた。
入学式は学校外のホールで行われたので、私は校舎内へ入るのが初めて。
敷地内にたくさんの建物。まるで大学だ。
次男は体験授業を申し込んだ。
橋の模型を作る授業。
次男が熱心に授業を受けている間、私は校舎内をウロウロした。
キャンパス内は、主に5年生の学生さんが研究室や実験作業室を丁寧に案内してくださった(高専は5年制)。
どなたも明るく親切、気持ちの良い学生さんたち。陽気なキャラクターの長男「ぼくに似た性格の人が多い。」と言っていた…わかる気がする。
研究室内は、ウチの職場でもよく見かける雑多さだったが、置いてあるものがスゴイ。
数千万する3Dプリンターが無造作にゴロゴロある…。
TEM(透過型電子顕微鏡)がある!…コレ、億近くする価格のモデルですよね?!
「よく企業さんが試料を持ち込んで使いに来るんですよ。エネルギーコースの作業場も、企業さんがよく使ってます。」
良いもの使って勉強してるんだね…何とも羨ましい。
ロボティクスコースは特に人気らしく、ブースに見学者が溢れていた。
学生の憩い広場には、キューキュー鳴いて甘えてくる癒しロボット『LOVOT』ちゃん4匹がコロコロ走り回っていた(かわいい♡)。
図書館へも行ってみた。
学生が好みそうなライトノベルも揃っているが、それと並んで専門書がズラリ。
医学書のコーナーもあった。
職場で新しい医療機器を導入すると、機器メーカーの方に使用感や改良を要する点などを訊かれる。現場の意見を元に、メーカーはまた新しい機器を開発する。
私、情報提供側じゃなく、医療機器開発をする側で働きたかった…。
そう気付いたのは、働き始めて5年ほど経った頃。
もらったパンフレットを読んだところ、卒業生の進路先一覧に、よくお世話になっている医療機器メーカーの名前も幾つか載っていた。
ココに来ればそうした会社へ就職できたのか…学生時代に知りたかった。
建物内を見ただけで、国から十分な予算が出ていることが伺えた。
長男、良い環境で勉強してるなぁ。
体験授業を終えた次男、紙製の橋を4タイプ作ってきた。橋の上にノートパソコンを置いても潰れないという。おお〜。
シャイな次男にしては珍しく、学生さんに自ら質問をしていた。楽しかったらしい。
学校、気に入った?と聞いてみたところ、
「良いところだってわかった。けれど、ほかの学校も見て比べないと、何とも言えないや。」
との冷静な次男の回答。
でも、母はわかるよ。結局大好きなお兄ちゃんのそばにいたいんでしょう?
自分のやりたい(学びたい)こととお兄ちゃんとを天秤にかけて、自分のやりたいことを取れるといいんだけどなぁ。
1年かけて考えてくれたまえ。
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「明日、2、3、4コマ休講だって。1コマだけ受けて帰る。」
と夕飯時に長男が言った。
(1コマ90分。通常4コマ授業だ)
「休講?そんなに?普通高校には休講なんてないんだよ。授業担当先生がいない場合、自習になるんだよ。」
と説明したが、
「だって、そうなんだもん。2か3コマ目が休講だったら、お昼にショッピングセンターへ行ってラーメン食べてるもん。」
何食わぬ顔の長男。
「高校だったら、授業の合間に学校敷地外へ出るのはエスケープと言って、保護者が呼び出されるんだよ。」
「何それ。知らない。」
私と兄のやり取りを聞いて、ポカン、とする次男。
長男よ。君はこんなに自由なのか…大学生と変わらん。
その分、自分でしっかりしないと、単位を落としてしまう。
長男、来週期末試験だ。この時期の試験も高専ならでは。終われば、翌日から1ヶ月半の長い夏休み。
赤点補講のない楽しい夏休みを送るために、がんばれ、にいちゃん!