【選手名鑑 Vol.11 小泉真.貞弘海】 ー引き継がれ、引き継いでいく。彼らが語る立教FOの未来とはー
今回対談するのは、3年FO小泉と、同じく3年FO貞弘。
高校時代から同じ部活動に所属していた二人に迫った。
彼らが語るFOの未来とは。
1.なぜ、SAINTSに
「もう、剣道にはケジメを付けたいと思った。」
と、彼らは言う。
貞弘は12年間、小泉は11年間と、学生時代の大半を剣道に注いできた彼ら。
両者とも県大会出場や全国大会入賞など、華々しい結果を残している。
10年間以上の年月をかけて続けてきたスポーツに区切りを付け、ラクロスという新たなスポーツに挑戦する。
その決断は簡単なものではなかったそうだ。
「剣道部に入るか、ラクロス部に入るか迷った。
だけど、日本一になるにはラクロスしかないと思った。」
小泉は中高時代、剣道で日本一になる機会があったのにも関わらず一度もなれなかった。
そのことが引き金となり、日本一に近いと感じたラクロス部に入部し、FOerとなったそうだ。
貞弘も同様に剣道を続けるか迷い、ラクロス部を選んだ。
その決断の背景には新たなことにチャレンジしてみたいという気持ちがあったと言う。
2.SAINTSでの活躍
今では、トップチームをかけて切磋琢磨し合う関係となっている彼ら。
彼らの活躍はフィールド内に収まらない。
両者ともに新歓PJに所属し、今年度は小泉が新歓隊長を務めた。
「日本一になるために、新歓は本当に大切なんです。」
と小泉は言う。
一度、日本一を達成すれば良いのかというと、そうではない。
ずっと強い立教を体現するためにも、入部者数をより多くすることは非常に大切なのだ。
もちろん、ただ人数が多ければ良いわけではない。
日本一への想いや覚悟を持った新入生と出会うために、小泉と貞弘を中心にオンラインMTGや体験会を複数回実施した。
結果、新入生は総勢50名が入部。
これは歴代1位の入部者数であり、全国のラクロス部の中で1番多い人数であった。
全ての代が新人大会での入賞経験のある現在のSAINTS。
彼らが新歓した今年の1年生も、新人大会で活躍してくれることだろう。
3.FOの未来
「今までは先輩たちに頼りすぎてしまった。これからは僕たちが後輩を育て、引っ張っていく。」
と貞弘は話す。
昨年度、後藤(21卒FO/副将)を中心にFOの立場はチーム内で変化してきた。
彼らは、立教FOの土台をつくり上げた後藤から大きな影響を受けたと言う。
「後藤さんには、本当に良い影響を受けさせてもらいました。今年は別の良い意味で、熊田さんにも背中を見させてもらっているなと感じます。」
六大学戦で立教史上初の優勝を果たした本年。
その立役者の一人は間違いなく、熊田(4年FO)だろう。
「僕よりもFO歴は浅いのにこれだけの結果を残してくる所を、本当に尊敬しています。」
熊田がFOを専門にし練習を始めたのは3年次の2月だ。
貞弘、小泉とは約半年間の差がある。
しかしながら熊田は持ち前の根性と努力で結果を出し、現在トップチームで活躍している。
「FOをFOで終わらせない姿を見て、大きな背中を見せてもらってるなって思うんです。
でも、だからこそ熊田さんに頼りすぎちゃいけない。」
後藤から、熊田/塚田(4年FO)へと立教FOの意志が受け継がれているように、今度は彼らが受け取り、継承していく立場にあるのだろう。
小泉は留学が控えており今年SAINTSに居れる時間はあまり多くはない。
自身がフィールドで活躍することもだが、貞弘や櫨山(2年FO)、岡本(2年FO)とともにFO組織への信頼を強固なものにし、後輩を育てていきたいと言う。
「まずは自分のやるべきことをやって、学ぶべきことを学ぶ。そして今度はそれを後輩へ伝えて、強いFO組織をつくっていきたい。」
脈々と受け継がれている立教FOの意志は、今後も途絶えることはないだろう。
引き継がれ、引き継いでいく。
こうして繋がった意志の礎は、今後も立教大学男子ラクロス部を強くしていくに違いない。
執筆 朝田帆香
【中立戦のお知らせ】
対戦校:中央大学
日程:7月3日(土)
時間:Bチーム14:00F.O.、Aチーム16:30F.O.
URL:Bチーム https://youtu.be/3Xt3MMtFtjM 、Aチーム https://youtu.be/MOx89RrUTcI
本年度は外部の皆様のご来場に制限があることから、YouTubeにてLive配信を行います。ぜひご覧ください!
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