初段昇段への道のり
1 自己紹介
初段を目指すにあたって置かれた環境や年などによって、勉強方法なども変わると思いますので、まずは軽く自己紹介させてください。
ツイッター名はセイントクッキーといいます。名前の由来は聖闘士星矢ですが、漫画もアニメも見たことはありません。謎です。
ギリギリ平成生まれの30代で、生まれも育ちも関西です。ノーマル四間飛車党で、相振りでは三間飛車か向かい飛車をしています。嫌いな戦法ナンバーワンはアヒルです。
社畜なので、平均すると午前9時に出勤して午後10時に退勤するような生活をしています。
最近引っ越したことによって電車通勤になったので、朝は電車で棋書を読み、昼休みはYouTubeで将棋動画を見て、少し棋書を読んで時間が余れば対局もしています。ちょっと前までは夜は廃指しの時間だったのですが、最近はスプラトゥーンにはまっているのでさぼり気味です。
将棋にはまったきっかけは、2020年6月に藤井聡太竜王が棋聖のタイトルに初挑戦したことです。当時、17歳の高校生がタイトルに挑むということで漫画の主人公やんと強い憧れを抱き、その衝動で本屋に走り、羽生先生監修の入門本を買い、現在に至ります。
2 段級位履歴
2020年6月 ウォーズスタート 矢倉棒銀
2020年7月 4級 矢倉棒銀~四間飛車
2020年8月 3級 四間飛車~右四間飛車
2021年1月 2級 右四間飛車~四間飛車
2021年7月 1級 四間飛車
2022年8月 初段 四間飛車
3 おすすめの棋書
棋書を集めるのが好きなので、面白そうな本があれば買ってしまうのですが、棋力向上の観点からは自分に合った本を何回もやった方がよいと思います。おすすめの棋書を以下のとおりまとめましたので、ご参考になれば嬉しいです。ノーマル四間飛車党目線であることはご容赦ください。
① 詰将棋ハンドブック(3手詰~5手詰)
3手詰~5手詰はスポーツでいう筋トレと一緒で、序盤中盤終盤全ての基礎力向上につながるのでやって損はないと思います。たまに詰将棋を全くしなくても有段者になるような人もいますが、そういう人はセンスしかないのでその人の意見は無視しましょう。
見て数秒で解答できるのが理想です。1~2週目は全然わからなくて少ししんどいですが、3週目くらいからはすらすら解ける問題も多くなってきて楽しくなってきます。昔好きだった頭使わないアニメを見ながら詰将棋やっていました。
見て数秒で解けるまで私の場合は5周くらいかかりました。
② 寄せの手筋200(金子タカシ著)
終盤のバイブル。
初見の状態から3回読んだら1階級は棋力上がります。
③ 終盤戦のストラテジー
終盤の説明しにくい考え方が言語化された一冊。
迷ったら要の金を狙いましょう。
④ 四間飛車を指しこなす本1~2
1問1答形式なのでわかりやすいです。四間飛車を指すうえでの考え方のエッセンスが詰まっているので、読んで損なしです!
3は初段になってから初めて読みました(笑)
⑤ 石田流を指しこなす本(相振り飛車編)
(又は相振り飛車を指しこなす本)
振り飛車党は、相手が同じく振り飛車党の場合、対抗系にするか相振りにするかを選択することになります。当初は対抗系でやっていたのですが、飛車を振ってから居飛車に戻すマンが一定数おり、相居飛車でぼこぼこにされることが多かったので、相振りを勉強することにしました。相振りはみんな苦手なので、苦手意識がなくなるだけでもかなりやりやすいです。
4 その他の勉強法
(1)棋力の近いライバルを作る
将棋指しの99%は負けず嫌いです。ゆえに棋力の近いライバルがいると負けたくない気持ちが働いてモチベーションがあがります。なお、負けず嫌いがすぎると、ライバルの達成率をモニタリングしだします。
Twitterを始めてよかったのはこの点が一番大きいですね。別に絡まなくてもいいんです。一方的にライバル視すればいいんです。最初は某女性YouTuberをライバル視してましたが、初段になる頃には10人くらいライバルがいました。
(2)気軽に対局できる格上の人に対局してもらう
何らかのハンデを設けてもいいので勝つ気でやりましょう。格上の人とやると少しでも緩手が出ると一瞬で負けるので、一手の重みが違う気がしますし、考え方を聞いて参考になることがたくさんあります。
時間制限なしで感想戦もしやすいリアル対局のほうが良いかもです。つまり将棋バーに行きましょう。教えたがりの有段者がたくさんいます。
(3)YouTubeの将棋動画を見る
楽しんで見れて将棋も強くなるなんて最高ですね。
将棋放浪記、戸部チャンネル、中村太一先生、山口恵梨子先生の動画をよく見ています。
四間飛車党であれば、将棋放浪記の四間飛車スペシャルは視聴しておきましょう。
(4)対局の振り返り
やった方がいいです。
私は廃指しの持病があるので、負けるとすぐに「再度対戦しますか」のときに「はい」を超速で押してしまうのでダメでした。
もっとやればよかった。
(5)メンタルコントロール
将棋はメンタル!
僕は負けると廃指し(ステージ3)の発作が出るので、達成率溶かしまくって、溶かすたびに初段昇段は一生無理だと思っていました。不幸中の幸いで、寝れば忘れる体質だったので何とかなりました。
僕の体感だと将棋指しの5割は負けた時のメンタルコントロールができないので、あまり気にしなくてよいと思います。負けが込んだ時には違うことをして、やりたくなったらまたやるくらいの気持ちの方がよいパフォーマンスが出せる気がします。
あくまで趣味なので楽しんで上達するのが一番です。
5 今後の展望
二段昇段は遥か先ですが、少しずつ前に進めていこうかなと思います。
生涯目標は三段ですので、ゆるりと楽しんでいきます。
長い文章ここまで読んでいただきありがとうございました!
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