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くまモンヘッド

友人の結婚式のため熊本を訪問していた。最近、熊本駅はリニューアルされたらしく、熊本城の大きな石垣、通称武者返しをあしらったかのようなデザインになっている。新駅舎の設計者は安藤忠雄氏。駅舎についてのプチ情報はともかく、熊本駅新幹線の乗り口に巨大なくまモンの頭(ここでは「くまモンヘッド」と呼ぶ)がある。

駅改札を出て目の前にあることから熊本への訪問客・観光客のおもてなし、PRに一役買っていることでしょう。しかし、心無い観光客によって、くまモン「痛いもん」という事件も過去には発生している。。。ああ、たしかに鼻や赤いほっぺがえぐられており、少し痛々しいニュースだ。
http://d.hatena.ne.jp/masami71/20180518/1526645102

私自身熊本には複数回来て滞在しており、かつて一度、海外からの仕事関係者と一緒に所用で熊本駅で下車し、このくまモンヘッドを一緒に見たことがある。その人は奥さんが日本人で、そこから情報を得たのか、くまモンの人気があることを知っているアメリカ人だった。駅の改札を抜け、くまモンヘッドを見て彼はこう述べる....「なんと、かわいそうなくまモン。彼はきっといじめられたか、虐待を受けて、土の中に体を埋められ大きな頭だけが地上に出ている」「しかも、鎖の柵で囲ってあるだなんて」と...こちらが想定していないリアクションを取ってきた。なるほど、彼には少し動物虐待のように見えたらしい(そもそもくまモンが動物設定なのか定かではないが)。

まあ当然ながら、冗談まじりのコメントだったのだが、くまモンヘッドを見るだけでも、少し角度が変われば違った見方もできるということを気づかされた時間でした。冷静に考えれば、地中に体を埋められてる想定なら、たしかに痛々しい。個人的には頭だけではなく、いつかお台場ガンダムじゃないけど巨大な全身くまモンが登場してくるのではないかと予想している。意外とくまモン、身長200cm, 体重100kg(メタボ体型)に加えて、細かい設定も多く、「将棋アマチュア初段」だったりもする。

最近は一時一斉風靡したゆるキャラブームが陰りを見せているといわれて久しい。かの有名な「ひこにゃん」も一時市議会で活動予算が計上されず加藤堂継続のピンチを迎えていたそうだ。最終的には、市民のクラウドファンディング等での募金活動を通じて活動再開できたという。昨今、かつてほどの勢いがないご当地キャラ界ではレジェンド的な存在のくまモン、果たしてどこまで持続力があるキャラとなりうるのか?
今後、駅前でくまモンヘッドよりも露出した大きな姿を拝める日を期待したい。

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