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「自信を求める弊害」とは??【後編】

こんにちは
才能コーチング研究所の神崎です。

「自分に自信をつけたい」

仕事やビジネスなど様々な面で、
そのように思っている人が多いと思います。

もちろん、それは大切なことだと思いますが、
自信を求めることには、実は、意外な「落とし穴」があります。

今回は、前編記事に引き続き、
「自信を求める弊害」の後編記事です。

前編記事はこちら↓

自信を求めると「自分らしさ」を失う?

実は、自信がある状態を意識的に保っているときというのは、
裏を返すと、潜在意識下では不安や怖れ、自分への無価値感など
ネガティブな感情がずっと残っています。

だからこそ、そういったネガティブな感情を隠すために、僕たちは「自信をつけたい」と思うのですが、

「自信」というものは、うまく出来ている時や、結果を出せている時に感じられるものなので、

「自信が欲しい」がために、外的な結果へのフォーカスが強くなってしまい、返って、
「うまくやらなければいけない」
「結果を出さなきゃいけない」
「失敗してはいけない」
といったプレッシャーに常に晒されることになってしまいます。

さらに、そうなってしまうと、
結果に囚われない内的な価値観である「自分らしさ」からどんどん離れていってしまいます。
つまり、自信を求めれば求めるほど、「自分らしさ」を失っていくのです。

短期的結果を求めるようなコーチングにおいては、「自信」は重要な要素となりますが、「自分らしさ」だとか、「ライフコーチング」というテーマからすると、「自信を求めること」は、大きな弊害を生じてしまうのです。

大切なのは、「自信を持つこと」ではなく「自分を疑わないこと」!

才能コーチング研究所のYouTubeやnoteでも、よくお伝えしていることなのですが、

「自分らしさ」というのは、そもそも誰もが当たり前に持っているもので、今ないものを「獲得」していくようなものではありません。

自分の中の「他人らしさ」をなくしていけば、元々あった「自分らしさ」が自然と出てくるのです。

それと同じように、
自分への信頼感(自信)も獲得するようなものではありません。自分の中の不安や疑いがなくなっていけば、 元々あったものが出てくるのです。

つまり、今ないものを「獲得」していくアプローチではなく、余分なものを取り除いて、既にあったものを目覚めさせるという、アプローチの方向性が非常に重要だと、才能コーチングでは考えています。

だからこそ、私がいつもお伝えしているのは、
「自分への疑いがある中で、自信が欲しい」と、マイナスの世界観の中でプラスを獲得しようとするのではなく、

”自分を疑わないで!”

という根本的なメッセージです。
「自分への疑い」さえなくなれば、常にそこにあった「完全な自分」が現れてくるからです。

しかも、そこにあるように思えた「自分への疑い」は、全てただの「カンチガイ(観念の幻想)」に過ぎないのです。

勇気が先、自信が後。

また、「自信」というテーマで、私がよく相言葉としてお伝えしているのは、

「勇気が先、自信が後。」

という言葉です。
多くの場合、私たちが行動できないのは、
「自信がないから」ではなく、自信がないまま行動する「勇気がない」からなのです。

世の中には、自信をつけるためのスキル・テクニックなど、心理学のメソッドなどが様々ありますが、それらは一時的には効果があっても、本質的な解決にはならないと私は考えています。

「怖れ」というものは、「自信」があるから乗り越えられるというものではなく、「勇気」を出すことで乗り越えていくものではないでしょうか??

もちろん、最初は大きな勇気は出なくてかまいません。
でも、自信がないまま、不安なまま、
ほんのちょっとの小さなことから勇気を出してチャレンジしてみてくだい。

そうすると、少しの勇気を出した自分が、きっと少し好きになります。
そして、段々とそんな自分のことが誇りに思えてきます。

また、様々なチャレンジをしている内に経験値も能力もついてきます。
そうしている内に、気がつくと、自分への疑いがなくなっている状態に気付きます。それが、自然と「自信がある状態」なのだと私は思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

この記事は、下のYoutube動画の内容を補足し文章化したものです。ご興味のある方は、ぜひ動画もチェックしてみてください。

noteにもコメントやご質問をいただけると嬉しいです。
才能コーチングについて、ご興味のある方は、こちらのまとめ記事をご覧ください。



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