【感情の原則】幸せ以外はカンチガイ!?
こんにちは
才能コーチング研究所の神崎です。
今日のテーマは「感情の学び」です。
感情について、ポジティブな感情が問題になることはあまりなく、
特に、ネガティブな感情との付き合い方が重要なのですが、これを学んでいるかどうかで、人生が大きく変わっていきます。
「感情の学び」は、とても深くて、一言ではなかなか言い表せないものなのですが、今日は原則の話をさせていただきます。
幸せ以外はカンチガイ!?
例えば、仕事ですごく失敗して怒られた時に、「自分はダメだな」という無価値感とか、「周りに申し訳ないことをしてしまった」という、罪悪感とか色々な感情が出てきます。他にも、僕たちは日常的に様々なネガティブな感情に悩まされます。
しかし、それらネガティブな感情は、
根本を突き詰めていくと、全てが「カンチガイ」の産物であり、
真実ではない「幻想」だと言えるのです。
僕は、感情の原則として、「幸せ以外、カンチガイ」とキャッチフレーズのように言っていますが、人生というのは、本当に完璧にうまく出来ていると思っています。
もちろん、僕たちの日常で、落ち込むことや、悲しいこともたくさんあるかもしれませんが、
それらは、心理学で言われるところの人間の「観念」という、自分の中の思い込み(カンチガイ)なのです。
自分の中の「カンチガイ」を取る方法として、基本的なアプローチは、例えば、仕事で怒られて、「自分はダメだ」と思った時に、
「なんでそう思うのだろう?」「その根拠は何だろう?」
と自分の思っていることに疑いをかけてみることです。そうすると、実は大した根拠がなかったり、その根拠自体もカンチガイであることが分かってきます。
幸せに生きる鍵は「感情の学び」
今言った話以外にも、感情との付き合い方には、色々な技術がありますが、それをしっかり落ち着いて学ぶ必要はあると思います。
僕たちは、自分の感情と365日、毎日、一生付き合っていくわけですので、感情の学びは、本当に一言じゃ言えないぐらい深いものなのですが、それを学ぶ価値は非常に高いと思います。
また、僕たちは、誰しも人生で幸せを感じていたいですよね?
「幸せとは何か?」
僕たちは、お腹いっぱいに食べることが幸せではなく、いっぱい美味しいものを食べたことで「幸せ」という感情を感じていたいのです。
すごく美味しい高級料理を食べていながら、全然幸せを感じなかったという話はよく聞きます。
逆に、そんなに高級料理ではなくても、気の合う仲間と一緒に、楽しく食べていたら、最高に幸せを感じたことはありませんか?
つまり、「幸せとは感情」なのです。
感情をマスターすると、人生は本当に幸せに溢れたものになります。そのことは人生にものすごく大きな価値を生むことだと思います。
自分のカンチガイを取る方法とは?
感情と付き合う原則として、ネガティブな感情は、自分の中の「カンチガイ」が生み出したものなので、その「カンチガイ」を取っていくという方法があります。
ネガティブな感情に対して、「なんでこの感情が出たの?」「どうして?」という風に聞いていくと、自分なりの理由が出てきます。
それに対して、「本当に?」と疑いをかけてみてください。
例えば、仕事で失敗して怒られ、「そんな自分はダメだ」と思ったとしましょう。
「仕事で失敗したから」
「上司に怒られたから」
これらが本当にダメなことなのでしょうか?
ダメだから怒るのではなくて、育てるために怒るような、厳しい愛もありますし、ものすごく怒られたことで、印象に残り、絶対忘れられない学びを得ることができるかもしれません。
それは考え方次第なので、自分の考え方を変えていくということは大切だと思います。
ネガティブな感情を無視することの弊害とは?
ネガティブな感情は、人間必ず出るもので、出ない人はいません。しかし、ネガティブな感情の受け止め方と、それの処理の仕方を知らない人が多いように感じます。
基本的に、人間はネガティブな感情は感じたくないので、多くの場合、どうするかというと、ポジティブな感情を感じに行きます。
美味しいものを食べたり、お酒を飲んだりとかして、いわゆる「気分転換」をしにいきます。
そうすることで、一時的には、気分が良くなるかもしれません。
ただ、実はネガティブな感情は、感じられていないと、ずっと自分の中に残ります。
例えば、誰かに対して「あの人、許さない」って思ったとしましょう。気分転換して忘れようとしても、事あるごとに、沸々と怒りの感情が出てきます。
感情を処理しないままだと、ずっと自分の中に残ってしまいます、そういった未処理の感情が溜まっている人が、いわゆる「地雷が多い人」です。
我慢して押し込めていた感情がいっぱいある人は、少しでもその感情に触れてしまうと、ドーンっと感情が出てきてしまいます。まるで、心の中に埋まってる爆発物みたいに、自分でもコントロール不能なぐらい、感情が暴走してしまうのです。
また、処理されていない感情や、我慢している感情があるということは、自分自身は知っているので、そこに触れないように生きようとして、自分の感情をあまり感じなくなっていきます。
自分の感情を感じなくなっていったら何が起こるかというと、さっき言ったように「幸せ」も感情なので、人生で幸せを感じられないようになってしまいます。
ネガティブな感情は「自分らしさ」への入り口
才能コーチング研究所の講座では、「幸せと豊かさが両立した持続的な人生」を築くために、様々な学びを体系的に学んでいきます。
その中でも、講座で一番大切にしているのは、このネガティブな感情の処理の仕方であり、多くの人が見落とす学びです。
イメージとしては、ディズニー&ピクサー映画の「インサイド・ヘッド」に出てくる「カナシミ」です。
映画では、前向きな「ヨロコビ」が、「カナシミ」を無視しようとしていましたが、でも実は、「カナシミ」の感情に、人生の大切な気づきがあります。
ネガティブな感情と向き合っていくことで、癒しが起こり、自分の感性が開いて、自分の心と深くつながっていくことができます。
感性が開いて心が成長していくと、実はそこに「自分らしさ」を見つけることができます。心を深く見ていかないと、実は「自分らしさ」と出会うことができません。「ネガティブな感情は、自分らしさの入り口」なのです。
例えば、大好きな人にプレゼントをあげようとした時に、
「あの人何が好きかな?」
「こういうの喜ぶかな?」って
めっちゃ考えると思うんです。
それと同じように、自分の人生を最高に喜ばせるならば、
自分の価値観を知らなければいけません。
「自分って何をしたら喜ぶのだろう?」
「自分がシビれるほど嬉しいものって何だろう?」
こういった価値観を知るためには、ネガティブな感情も含めて心の深い部分と向き合い、自分を理解する必要があります。
見落としがちなネガティブな感情の奥にこそ、人生のお宝が埋まっているのです。
ネガティブな感情と向き合うこと、ぜひ意識してみてください。
この記事は、下のYoutube動画の内容を補足し文章化したものです。
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才能コーチング研究所では、「ネガティブな感情との付き合い方」について、実践的なワークショップも開催しています。ぜひ、こちらの記事もチェックしてみてください。