食べられる野草の話し!戦時下や食糧難はこれで乗り越えよう!
前回からの続きになりますが、
戦争下や、災害時、そして食糧難にあうと必要になって来る知識が「野草」になります。
特に戦時下では、昔は多くの日本人が「野草」を摘んで生活していたのですが、最近では戦争を体験した人が生きていない事もあり、「野草摘み」をする人が少なくなりました。
戦時下では、物が買えないわけではないのですが、いろいろな物の物価が上がり過ぎてしまっていて購入する事が出来なくなると言います。
肉も魚も野菜も売ってはいるのですが、買って食べる事が出来ないくらい値が上がってしまっていて、そのために「野草」という知識が必要になってくるのです。
そういう事情から、
前回に引き続き、今回も食べられる「野草」のお話をしていきたいと思います。m(_ _)m
※こちらで紹介する「野草」は山や田舎で取れるものではなく、あくまでも都会の市街地で採って食べられる「野草」だと思って聞いてください。
今日最初に紹介したい野草は、こちら。
「ヨモギ」ですね。
ヨモギはどこにでも生えているので、取りやすいというのもあるのですが、
春夏秋冬、どの季節でも採れるのでオススメしたいと思います。
基本的に食べるなら、このように葉っぱが丸みを帯びているヨモギを食べる事が良く(なるべく上の部分を取る)、葉がとがっているものも食べられるのですが取っていてあまり気分が良くないと思います。
ヨモギの特徴は、葉っぱの裏が白くなっているものが「ヨモギ」として食べられるもので、もし裏返しても白くなっていない物に関しては毒草なので気を付けましょう。
ヨモギは市街地やガードレールの下、河原や土手、空き地などどこにでも生えていて、葉物野菜のように使って料理をします。
おひたしや天ぷらも良いのですが、ヨモギは炭水化物との料理によく合うので、
チャーハンにしたり、ケチャップライスとして食べるととても美味しいですね。
焼うどんや焼きそばとして使っても美味しいですし、炭水化物ならだいたい合うのが素晴らしい所だと思います。
ただ、野草の中でも「ヨモギ」はとてもクセが強く、香草のように匂いが強いので、ピーマンが嫌いという人はちょっと苦手かもしれません。
食糧難では「ヨモギ」はおそらく一番活躍すると思うのですが、
とにかく匂いがあるので、気になる人は食べていてつらいかと思います。
ただ、野草食とは面白く、クセのある野草を食べていると、スーパーで売っている野菜自体の味の方が薄く感じてしまうものでして、
いまの食事がどれだけ栄養価を下げられ貶められてるかが分かると言います。
(慣れればヨモギも美味しく食べられるもの)
野草の基本としては「ヨモギ」が最初なのですが、ちょっとキツイと言う人も多いと思うので、今のうちにクセを抜く処理を覚えて食べるようにするのが良いかもしれません。
(それか無理ならちがう野草を食べる!)
そして次にご紹介したい「野草」は、これ。
ヒメジオンになります。
ヒメジオンは、丁度この時期の5月から7月まで採れるものなのですが、
最初は「え?花、食うの?」と私は思ったものですが、食べてみると意外とクセがなく、もりもり食べる事が出来る野草になります。
ただ、私は花を食べ慣れてないので食卓に花が上がるとゲンナリしてしまうのですが、
かき揚げにしたり、素揚げにすると花の形が見えないのでオススメです。(個人的に)
ヒメジオンは独特の花の甘味(香り?)のようなものがあり、美味しいだけでなく、食べていてちょっと気分が良くなる所があります。(爽やかな気分になる)
ヒメジオンもそうですが、この時期はハルジオンも咲いているので、
結構な量を取る事ができるので、食糧難ではとても良い野草だと思います。
だいたい、打ち捨てられた空き地などに多く咲いていて、おそらく昔は畑だったであろう繁みなどでは良く採れますね。
他の植物と一緒に咲いていたり、木の多い所の陰に咲いている事が多く、だれも取らないので取り放題状態になっています。
野草はどれもそうなのですが、上の柔らかい部分をとって、下を残しておくことが良く、
そうする事で来年もまた綺麗に出てくるので、収穫しやすくなるというのがあります。
確かに根こそぎとって、貯蔵するのも良いのですが、不思議と野草は上の柔らかい部分や、新芽などしか美味しくなく、
食べられる部分はとても限定されていますね。
これは自然の摂理だと私は思っていて、欲張らずに取れるように出来ているのではないか?とも思っています。
さて、続いて食べられる野草がこれ。
野キャベツになります。
実は現代の野菜というのは、元は野草を改良して出来たものだという話しあって、キャベツはもともと野に生えていたものなのだと言う話があります。
だから野人参もあるし、野大根もあるのですが、そういったものを改良して食べやすくしたものが今の野菜なのだそうです。
ただ市販のキャベツと違い、野の物とは形がいびつで、私達が知っているものではなく、
見ての通り、「野キャベツ」というのは、キャベツなのに丸くない物なのです。
原種のキャベツというのは、このように葉っぱだけ伸びて生えているものであり、丸いキャベツは品種改良されたものなのだと言いますね。
これは一部の河原や土手にしか生えておらず、もし見つけたら増やすようにした方が良い程貴重だと言います。
ある所には結構あるものなのだそうですが、田舎でも結構見つけるのが大変らしく、見つけたらラッキーだと思った方が良いとか。
野キャベツはそのままキャベツの触感と味なので、キャベツ料理のレシピならなんでも合います。
スープにしても良いでしょうし、炒めたり、煮込み料理にしても良いと思います。
パスタに入れても美味しいですし、
とても野草を食べていると思えない程、充実した食事になりますね(*^^*)
ウチの近くでも野キャベツが咲いているのですが、やはり知っている人がいるのか、半分くらいは取られていた事がありました。
まぁこういうものは見つけたもの勝ちだし、お互いに譲り合う物なのでよいのですが、採りすぎないか心配になりますね。
さて、他にも良い野草はたくさんあります。
次は、これ。
スベリヒユです。
これはスーパーフードと言われるほど栄養価が高く、それなのに癖がないので最高に美味しい野草になります。(食べないのがもったいない)
赤いクキのようなものに、上を向いた丸い葉っぱが付いているのが特徴的で、これを薬味として使うのがとても良いと言います。
スベリヒユは、たしか「山形」の郷土料理ではよく使われるそうなのですが、天然のオメガ3脂肪酸を多く含む植物らしく、
火や熱に弱い食材なのだと言います。
山形の方では、鍋やお吸い物、炒め物などに使うと言いますが、
そもそも火をかけた段階でスベリヒユというのは栄養素がほぼ無くなってしまう野草なのだと言います。
なので一番良い食べ方は、納豆の薬味として使う事が最高に栄養がとれる食べ方なのだと言う話です。
食べた感じはシャキシャキしていてとても美味しいのに、くさみもなく、味も濃厚なもやしを食べているような感じで、とても野草とは思えないくらい美味しい食材ですね。
女性にとっては美容効果もあるらしく、スベリヒユを毎日食べていたら、めちゃくちゃ肌がきれいになるのだと言います。
スベリヒユは乾燥した場所に生えている事がおおく、市街地だと、こういった乾いた空き地や駐車場で採れる事が多いです。
ただ、採れる場所がとても限定的でして、どこにでも生えているものではないので、
自分が住んでいる場所によっては見つからないこともあると言います。
私が住んでいる埼玉の草加では、こことお寺でしか見たことがないのですが、大阪では結構とれる場所があるらしく、時期になると取り放題だと聞いています。
なのでスベリヒユとは「限定的」な場所で生えるものなので、住んでいる場所によってはたくさん採れるし、無い場所にはまったく生えていないものになります。
ただ、これが食べられるなら、かなり無敵でして、野草の味が苦手だ!嫌いだ!と言う人でも、スベリヒユは食べられるのでオススメです。
おそらく子供でも美味しく食べられるものなので、小さいうちから慣らしておくことが良いと思います。
スベリヒユの食べ方は、ネットを調べるとかなり載っているので、レシピを使って食べるとバリエーション豊かで良いと思います。
◇おわりに
まだまだ食べられる野草がありますが、
今日の「野草」の紹介は以上になります。
最後に「野草」を見分けるための携帯アプリをご紹介したいと思います。
うちらは野草を採る時は、ある程度は覚えているので見ただけで分かるのですが、中には知らない「野草」などもあったりします。
それが何なのかを調べる時に使っている携帯アプリがありまして、
「Picture this」というアプリがかなり優秀なので、使ってみて欲しいと思います。
基本的には有料の案内が最初に出るのですが、戻るボタンを押すと無料で使えるものでして、そのあたりが任意という点もとても良いと思って使っています。
これは植物全般を調べるためのアプリなのですが、「野草」にもバッチリ対応してくれるので重宝しています。
Picture thisで写真を撮ると、ネット内からその野草の名前と情報を出してくれるアプリでして、明るくても暗くても、正確に検索してくれる所が好きですね。
基本的に、野草は食べられないという説明が出てしまうのが難点ですが(笑)
食べられる野草の名前を知っているのであれば、かなり使える代物になります。
私はこれで野草を探しているのですが、精度がかなり高くてうれしくなる時があります。
「野草」を採取する時は、「名前」「摘み方」「食べられる部分」さえ知っていれば、どんな野草にも対応できると思っていて、
このPicture thisは、そこだけ押さえているならば、かなり使えるアプリになっています。
もしよかったら使ってみて下さい。
今日はこれまでになります。
それでは、また^^
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