20201109_「あなたって外面(そとづら)良いよねー。」
次男は次年度から保育園に入れるつもり。
住んでる自治体は待機児童はあまりいない。
選り好みしなければ全入できるはずのところ。
でも親としては保育園ならどこでもいいわけじゃない。
第一希望は長男の通う保育園。
万一に備え、第3希望くらいまでは記入しときたいので近所の2箇所に見学を申し込んだ。
今日はその2つ目のところ。
いわゆる保活と言うやつですな。
うちは夫婦で参加、あと次男。私は在宅勤務の中抜け。
長男は保育園。
もう一人面識ないママが抱っこひもで見学に来てました。
妻は育児支援センターみたいので会ったことはあるみたい。
はじめての保育園選びらしいです。
園長が一通り説明してくれて、3人それぞれ色々質問。
帰り道も途中までは同じ方向だったので、情報交換兼、なんとなく保活経験者的扱いで質問タイムに。
色々ご存知とか、考えてらっしゃるんですねー的なお世辞はなんか言われてはいた。
大したことを言ってたわけでもないので適当に謙遜対応。
帰り道か、帰ってから。
なんか喧嘩して激怒の記憶だけがある。
もちろん外だから騒いでないはずだが、なんで怒ったのかきっかけもやり取りも思い出せない。
こんなことは俺の中ではとても珍しい。
つか、他にそんなケース記憶にない。
帰ってから部屋着に着替えてる時、部屋着破ってしまった。
ものにあたったとかそういうのでもなく、ただ足が上手く入らずイラッとして強く引っ張ったら、ビリッと。
とにかくやたら頭に血が上ってたことは確か。
いったい何言われたのかなー?とても気にはなるが思い出せん。
覚えてるのは序盤のこれだけ。
「あなたって外面(そとづら)良いよねー。」と。
へ?
いったいどこからそんな考えが出てくんの?あのママのお世辞がそんなに癇に障ったのか?
正直とても驚いた。妻はそんなふうに思ってんのかと。
まあ一時的な思いつき、思い込みで、ほんとにそう思ってるのかは怪しいのだが。
でも経緯まるごと忘れさせる程の怒りの元か?と言われたら違う。これはトリガじゃない。
ただ、これしか記憶ない。。。
外面云々、そんなつもりは全くない。
誰に対しても基本的に同じスタンスだ。
そりゃ関係性で遠慮配慮の程度が変わりはするが。
例えば仕事。取引先にだけ強気とかそんなことはない。
上司にも専務にも親会社にも言うべきことは言う。
煙たがられても、評価下がっても、パワハラされても。
義実家、あなた側の親戚筋とは一定の距離は保ってる。
それは確か。
でもあなたを挟んでおけば、無駄な軋轢は生まなくて済む。自身の性格を弁えた上での振る舞い方。
自分は会社員家庭のベッドタウン育ち。義実家はみかんと水産業の漁村にあり、親戚には兼業農家、猟師(漁師じゃない)もいます。
義実家に帰れば、しきたりその他完全アウェー。
だから大人しくしてる。ネコかぶってる位はともかく、冷たい変わり者と見られてる可能性はあれど、外面良いとか、そんなことはありえない。
ただ、妻もそんなことはたぶん考えの中にはなく。
おそらくはママ友の世界の話なんだろう。
としても、、、
周りのパパママと私が言葉を交わすことはあまりない。
お迎えの時に良く顔合わす長男の仲良しの友達のママ位。それもせいぜい帰り道5分。子供の相手しながらの片手間で当たり障りのない会話。
こちらから愛想振りまくようなことはない。
そもそもできない。
直接何かお褒めの言葉を頂くようなこともない。
そんなんだからそとづら良い訳がない。
少なくともそう思われてるような実感はない。
”ない”ばっかりだな(笑)
運動会やら公園やらで顔合わせても会釈程度だし。
妻から伝えられたところでは、お褒めのコメントで自分の記憶にあるのは以下3件。
他にもあるのかもしれないが、そもそも知らされてないか、覚えてないか。
①「旦那さん、カッコに気使ってるね。」
年度末に引っ越した保育園の友達に長男を会わせついでに9月の連休に一泊旅行したときのこと。
自分は向こうのママと挨拶くらいしかしてないが、
後で、妻は「旦那さん、カッコに気使ってるね。」みたいなことを言われたらしい。
そりゃこっちは旅なのでみっともないカッコはしてないつもり。
でもブランドで身を固めてたなんてこともない。
シャツはユニクロのセールで、靴は革ローファーだけどSHOE PLAZA購入のはず。メガネはowndays 4年落ち。
で、使い捨てマスクして抱っこひも着用のスタイル。
身に着けてたものでは、あとは細身のパンツ(独身時からのモノ)とバッグ(半分以上カードのポイントで購入)くらいしかめぼしいものはない。
平均年収はあり、ローンはない。
特に身の丈外れて贅沢ということもないと思う。
ちなみに腹は出てないが、さりとて周りの女性の気を引くような恵まれた容姿はそもそも持ち合わせてない。
普通に考えて社交辞令だろう。
でなきゃ俺のセンスと努力に対する正当な評価だ。
いずれにしろ、先方も旦那持ち上げて、妻が喜ぶことはあれど、まさか後になってからヘソ曲げるなんて想像もしてないに違いない。
そういう意味では外面は妻のほうがよい。
②「考えながら工夫して頑張って相手してる感じがする。」
これは、数少ない言葉交わすママの談。
保育園帰りの子どもたちとのやり取りについての感想らしい。
褒めてるニュアンスだったとは妻からの補足。
そんな朴訥不器用に映ってるのは心外だが、考えてるし工夫もしてる。努力もしてる。
見てる人は見てるのだと思う。素直にありがたい。
うちの妻にこのママの爪の垢を煎じて飲ませたい。
③「あんなとこで合うとは思わなかった。」「いろいろ連れてってあげてるんですね。」
いずれも1年以上前。
妻が次男の産休育休取る以前の話。
土日に長男ワンオペ育児の頃の話。
1つ目は、ネットで見つけたミニSL体験乗車のときのこと。
日付は決まってるけど、当時は予約不要でした。
なのでその日に長男連れて電車乗って会場の公園へ。
そしたら保育園のお友達とママ達が居合わせた。
その時は挨拶しただけ。
向こうもそっけない感じ。
ところがだいぶあとになってから、妻が「あんなトコで。。。」と言われたみたい。
マメに頑張るお父さんっていうことらしい。
まあお金かからない近隣レジャーを検索しまくって、天気良ければ出掛けてたのは確か。
2つ目も似たような話。
都内のとある区のミニ動物園。
ふれあいタイムとか餌やりタイムとかある。で、タダ。
前にも子供と二人で行ったことがある。
年に数回ポニーの乗馬会してる。
たまたま日取りが合ったので今度は乗馬目当てに行くことにした。
最寄り駅から電車乗ったら、SLエピソードのお友達ファミリーとたまたま遭遇。
次の乗り換え駅までの間、どこに何しに行くのかだけお互いに軽く話した。
このパパママとは近所の公園で顔合わすこともあり、うちに対しては休みのたびにパパが子供の面倒見てるって印象になった模様。
ま、妻の勤務時はそのとおりで間違いありませんけどね。
で、「いろいろ連れて、、、」の発言がママ同士の会話で出たらしい。
時系列的には③が一番過去の話。
この頃は妻も悪意や僻みなく、そういうこと言われたよ。って伝えてくれてただけのような気はする。
単に俺が鈍かった、の可能性もあるけど。
でもさ、③、②、①で、それだけで、俺のそとづら良いよね。ってなるかね。ならないよねえ。
ここからは勝手な想像。
ひょっとして俺の知らないとこで色んな人が俺のこと褒めてくれてるのかも。
うへっ。
当人としては何ら不思議じゃない。
フツーのママは自分の旦那、周囲のパパたちを物差しにしてるはず。
家事育児の度合い、レベルが見劣りするとも思えない。
妻からすれば、最近とみに反りが合わない旦那のことを周りはいいパパみたいに持ち上げてくる。
育児の苦労に一番共感してくれるはずのママ友が。
それが面白くないのかもしれん。
人が褒めてくれる旦那持って、なんて私は果報者!って思ってくれないもんかな。
それなら俺の部屋着に穴が空くこともなかったろうに。。。
まあ無理だろな。