選んだのは「自分の道」
高校生、、、自分の進路と向き合う必要がある。
私は、母が精神病ということもあり
進路は心理学を学べる学校に行こうと
勉学に励んでいたがバレエと出会ってからは
私の心が揺さぶられ
どうしても踊りの道を極めていきたくなった。
そうして、私が選んだ進路は「踊りの道」
師匠にその旨を伝えたところ
私の顔をじっと見つめた後
「最後の弟子だ。私の全部を吸収しなさい」と
ありがたい言葉をいただけた。
父には「そんなのして何になるんだ!!」とも
言われたけど
私の心情は
「今まで色々がんばってきたじゃん!!
もう、好きにさせて!!」
親がなんと言おうとも、私の心は変わらなかった。
そこからは、もーーー踊り漬けの毎日
楽しいというより、もう必死でついていきました。
師匠曰く「教えると上達する」との方針で
高校卒業前から
クラスを担当して「先生」として責任をもって
指導すること学び
「生徒できないのは、オマエの責任!!生徒が辞めるのオマエの責任!!」
生徒のできない箇所を素早く察知して指導しなさい!!と、、、、
今思えばなんて贅沢な学びの場を
師匠は用意しくれたんだと
頭も上がらない、、、感謝しかないですが
高校生の私は恐怖でしかなかった😂
毎日、叱られながら、、、
「教える」ことも師匠に教わりながら、、、、
私もくらいついて努力したけど
師匠の方が断然大変だったと思います。
右も左も分からない10代の小娘に
情熱と愛を注ぎ続けてくれた師匠には
感謝しかない。
そんなこんなで高校を卒業してからの数年間
ホント怒涛の日々!!!
長い年月をかけて
育むくとを数年で一気に詰め込んで学んだ!!!
色んな都市で舞台で踊ることを経験しながら
多くの舞台に出させてもらって
舞台の上が最高の学びの場!!!!!!
踊りを通して私は様々なことを学びました。
舞台上で舞う姿は、誰の目にも華やかに映るでしょ?!
美しい衣装、力強くしなやかな動き
照明と音楽・踊りと一体になる
あの瞬間、、、、輝いていて
まるで魔法みたいと人は云う。
でも、その魔法を作る日々は
実際きらびやかなモノとは程遠い、、、、
同じ動きの繰り返し
鏡の前で何時間も姿勢を直し
指の先からつま先まで細かく意識をする。
その中でも繰り返すうちに見えてくるモノが
あるんです!!
最初はただカタチを追っていた動きに
次第に意味が宿る。
同じ動作の中に、微妙な筋肉のバランスや
感情の込め方無駄を省いた美しさが生まれていく。
それは、昨日の自分には見えなかったモノ。
変わらない日々の中で
自分が少しずつ変化していることに
気づく瞬間がある。
脚を伸ばす角度、体を引き上げる感覚
音楽との一体感、、、、
それは、表面だけを追いかけていた頃には
得られなかったもの、、、
同じ繰り返しが、いつの間にか自分の中に深さを
刻み込んでいく。
光を浴びる時間は一瞬、、、、
でも、その背後にある影の部分が、光を輝かせる。
地道な努力が積み重なった先にこそ
舞台の上の魔法が生まれるのだと私は確信しています。
何度も同じことを繰り返す毎日が
「これって、意味ある?」と思う瞬間は誰にでも
ありますよね!(私はありますW)
それでも
その繰り返しの中に自分だけの成長を見つけたとき
初めて「進化している」と感じられる。
毎日の日常をどう向き合うか?
それが未来を変えていく!!!!
それは、光と影は共にあるからこそ
生まれるものなのだと
私は踊りを通して学びました。
そして
40代になった今、好きなことを仕事にしたいという
相談を多く受けます。
「好きなこと」を仕事にするとは
「好きなこと」に含まれる苦手なことや
現実「やりたくないなーーーーーー」と
思うことすら向き合うこと
それすら楽しみます!!という覚悟
生きる姿勢ではないかと私は思います。
そして
好きなことを通して自分が成長していくことに
楽しさや喜びを見出せる人が「好きを仕事」にすることができる人、、、
ではないかと最近感じています。
ちょっと横道にずれてしまいましたが
私と関わってくださった全ての方々と
どうなるか分からないけど
踊りの道を選んでくれた過去の自分に
感謝の気持ちと敬意を込めて!!!
ありがとう♡
好きを仕事にすることについて
音声で詳しくお話ししてます。
併せて聴いていただくと
「あっ!!そーゆーことね」と腑に落ちますよ!
※スタンドFMを登録すると音声を倍速で聴けますよ!
おすすめは1.5倍速です😊🫶