債務減免の特例も対象外で返済するお金も無い、仕事も失った場合の対処法(多重債務者向け)
コロナ災害で仕事が減り、収入も減った、そして、最終的には仕事を失った。このような場合で、借金がある場合は、まずは返済をやめましょう。多重債務者の基本は自転車操業です。このタイミングで決断することをおススメいたします。
何を決断するのか?
契約通りに返済を続けるのか、契約以外の返済方法にするのかです。
契約通りの返済とは?
今まで通りに返済することです。
契約以外の返済方法とは?
任意整理などの法的整理もしくは放置するということです。
法的整理と私的整理でおススメは私的整理という名の自分で処理するということ
任意整理は1社=いくら?というようにこの方法はそれなりにお金がかかります。そして、弁護士に依頼する必要があります。ですので、莫大なお金が必要になるのです。
私の場合は借入先が12社あり、結構な額になりましたので、あきらめました。ちなみに、私の場合、12社からの借り入れですが、10万円しか借りられなかったところが3社あります。
そのために、1社あたりの任意整理費用に5万円もかけることは愚の骨頂と言えますよね。利息は日々取られてはいるものの、私の場合は小さな借入先が多いので、任意整理は高くつくのです。
これを読まれているあなたはどうでしょうか?
小口が多いようでしたら、任意整理はおススメできません。私が感じるボーダーラインは1社=30万円以上の借り入れ分です。
30万円以下の借り入れが多い場合は任意整理の効果が薄いのでやめましょう。
借金を自分1人で処理する
この方法がベストです。なんといってもお金がかかりません。唯一、お金がかかるとすれば、勉強費用です。書籍購入費、コンサル費用、相談費用などがありますが、基本的には本やネットの情報で解決できます。
本当に1人で解決できるのか?
借金の内容にもよりますが、一般のクレジットカードのキャッシング枠とショッピング枠のようなものであれば、簡単です。(一般的なカードローンも同じです。)
最初に何をやるのか?
返済をすべてやめることです。最初は圧着ハガキでの請求となりますが、そちらを払わずに放置します。これが最初の一歩になります。放置して約2週間後に「返済の確認ができません」というような督促状の意味合いも込めたハガキが届きます。当然ですが、そちらも放置します。以後、この繰り返しです。
すべての連絡を放置し、1円も返済をしないことがスタートライン
具体的に書くと長くなるので、短く切りますね。
その後の流れとしては返済をまったくしなくなると、一定期間を経て、期限の利益の喪失となります。
ここから一括返済の連絡が来るようになります。(期間としては6ヶ月くらいでこのような展開になります。)
以後、一括返済の督促状、催告書、裁判、差押となります。
督促は電話や手紙、ハガキ
対策関係は私の方で書き上げた借金返済の強化書【改】を読んでください。電話は新しいものに変える、手紙やハガキは開封したくなければ、そのまま放置といったところです。
裁判はどうするの?
100%負けますので欠席でいいです。
差押はどうするの?
あなたに資産が無ければ何も取られません。それと、銀行口座を極力使わないでやり取りしてください。
一通り流れはわかりましたが、その後はどうするの?
これを10年くらい続けるつもりで生活をしてください。
10年ですか・・。むずかしい気がします・・。
具体的に書くと長くなるので、短く切りますね。
あなたの借金を仕入れた業者は仕入金額に少し色を付けた金額で債務免除をしてくれます。その金額に備えて、貯えておきましょう。
仮に、債務免除の話が無い場合は債務免除の話が来るまでひたすら待ちましょう。その間は払わない、取られないことです。(その間に時効期間が成立するかもしれませんので時効に関しても勉強してください。)
おわりに
「本当にこれで解決するのでしょうか?」と聞かれたら、「すでに解決状態にありませんか?」と私の方から逆に聞きたいです。督促関係は止めることができないので、不安になりますが、上記の内容を理解できれば解決します。
借金の返済をやめたことで、まずは借金の返済に追われる日々からは解放されているのです。あとは、生活に困らないように対策をしながら、債務免除の話があるまで、ひたすら待つということです。
これらの意味がわからないようでしたら、まだまだ勉強不足だということです。ですので、あなたのやるべきことは、返済をやめること、借金の勉強をすること、債務免除の話に向けて貯金をすることです。
さいごに
督促がつらいのであれば破産もありです。破産は弁護士に頼むと40万くらいです。法テラスなら分割もできますが、お金が無くて破産をするわけですから、そこでまた新たな借金を作ることは本末転倒です。ですので、破産を選択するのであれば、自分で破産の申し立てをしましょう。
自分で書類を作って提出すれば5万でおつりがきます。免責不許可になりそうな心当たりがあるのなら弁護士に頼んでください。特になければ、わざわざ弁護士に依頼する必要はありません。
借金返済の強化書【改】
借金の対策や勉強は借金返済の強化書【改】を読んでください。こちらはAmazon Kindle Unlimited会員であれば無料で読むことができます。会員ではない場合は980円です。いずれすべて有料になりますので、無料のうちに知識をつけておきましょう。