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仲を深めたいなら「嫌い」をエサに。具体的な会話例と注意点

学生時代、俺の愚痴で仲良くなっている女が2グループほどいた。ゴミみたいな性格でブスだから忘れていたが、この記事を書く時に少し思い出した。

そんな話は置いておいて、人は「好き」よりも「嫌い」でつながりやすい。そう言うと少し毒々しく聞こえるかもしれないが、これは事実だ。

「〇〇が最高だよね」より「〇〇、ちょっと微妙じゃない?」のほうが、相手の感情に引っかかりやすい。なぜなら「嫌い」を共有するというのは、同じ敵を教え合うことで生き残る確率を上げる生存本能を表している。つまり共有することで、二人は「戦友」になる。

ただし、扱いを間違えれば毒はただの毒。相手との関係を台無しにする危険性もある。この記事では、軽い「嫌い」をエサにして会話を広げ、仲を深める方法を、ちょっとした技術を交えて解説する。

ステップ1「軽い毒を放つ」

会話の序盤に軽い愚痴や毒をひとさじ。これが仲を深める最初の一歩だ。大事なのは「軽さ」。重たい毒は誰も消化できないし、初手から相手の地雷を踏めば即終了だ。

例えば、こんな一言。
「〇〇、あれ期待外れだったよね」
さりげない愚痴や軽い失望なら、相手も「分かる!」と反応しやすい。人は、ネガティブな感情に対しての共感に弱い生き物だ。それが自分の心に秘めた「ちょっとした不満」ならなおさらだ。

ステップ2「共感を引き出す話題選びのコツ」

軽い毒を放った後は、その「話題選び」が勝負になる。鍵は、相手が自然と「分かる!」と共感しやすいネタを選ぶことだ。

例えば、「満員電車ってほんと無理だよね」。誰もが経験している小さなストレスや、日常の違和感は共感が得やすい。人は「自分だけじゃない」と感じた瞬間、相手との距離がぐっと縮まる。

逆に、話が個人的すぎたり、毒が強すぎたりすると相手が引いてしまうことも。「軽い不満」と「共感のしやすさ」のバランスが肝心だ。

ステップ3「嫌いを深掘りする」

軽い毒で共感を得たら、次はその「嫌い」を深掘りして会話を一段深く進めるフェーズだ。ただ共感して終わらせず、相手の気持ちを引き出し、共有することで「分かる」が「絆」に変わる。

例えば、「あのカフェ、オシャレだけど音楽うるさくない?」と切り出したら、「そうそう!あれ、なんであんなに爆音なんだろうね」と具体的なポイントを掘り下げる。表面的な会話から一歩踏み込むことで、相手も「自分の感じていたこと」を言葉にしやすくなる。

深掘りのコツは「何が無理だった?」と軽く問いかけること。相手の共感レベルを探りながら、会話を具体的に広げていけば、「分かり合えている」という感覚が強くなる。

ただし反応が鈍い場合は引き際も大事だ。共感がない「嫌い話」は、ただの独り言だということを忘れてはいけない。

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