Preseason2戦目 Wizards 94-117 Knicks@NY
本拠地MSGに戻ってのKnicksプレシーズン2戦目。
スターティングメンバーは初戦と変わらず、Brunson, Bridges, Hart, OG, Townsのラインナップ。
1Qはフィールドゴールの確率が上がらずもたつきましたが、2Q中盤からは引き離して危なげない試合展開でした。
試合を通じたKnicksの感想
今年のスターティングラインナップの特長ですが、SGからPFまでのディフェンス力はNBAでも有数だと思います。
Bridges, Hart, OG間でスイッチしてもディフェンス力が落ちないので、相手チームはかなり嫌だと思います。ある意味、Celticsに近いディフェンス(オールスイッチ)が可能になったとも言えます。
スティールもKnicks16本、相手のターンオーバーも30(Knicksは8)としつこいマッチアップで相手のミスを誘発していました。
また相手チームのPGにエース級のプレイヤーがいる場合、Bridgesがマッチアップする(前回のHornets戦もLaMelo BallにはBridgesが対応)のでBrunsonのディフェンスの負担も軽くなります。
ということでディフェンス面では昨年よりグレードアップがされていると思います。
一方、オフェンス面でも収穫があり、BrunsonとTownsのピック&ロールが結構多用されており、Townsが積極果敢にインサイドにアタックする機会が増えていました。
ということはファウルを受けてフリースローをもらう機会も増えるので、アウトサイドのシュートが不調で接戦になったときもBrunson&Townsで得点を刻んでいくことが可能となります。
Towns獲得のトレード時にも記事を書きましたが、Randleは3Pの外側で長くボールを保持したり、ピック&ロールでのインサイドアタックを使うことはあまりなかったので、今までなかった攻撃のバリエーションが増えたと思います。
試合を通じたWizardsの感想
正直、この戦力ではキツイなあという感じです。
2枚看板の1人Pooleは調子の波が激しすぎるので、個人技でどんどんアタックして良ければ勝つ可能性があり、悪ければ大敗するという図式になりそうな気がします。
もう1人のエースKuzmaも、前述したKnicksのディフェンスがいいこともありますが、シュートを4本打っただけでこの試合全く存在感がありませんでした。
ゲームをコントロールできるPGのBrogdonも右手親指の靱帯断裂のため開幕から1ヶ月は離脱することから、得点力のあるPoole&Kuzmaにいいタイミングでボールを配給できる代役が求められると思います。
センターのValanciunasはそこそこ活躍すると思いますが、衰えも出始めており、またEmbiidやTownsなど3Pも打てる機動力のあるセンターには手を焼くことが予想されます。
期待のルーキーであるフランス出身のAlex Sarr(1巡目2位指名)を我慢強くスターターで使い、経験を積ましていくことが大事になってくると思います。